国際結婚をされた絆を結ぶ結婚式

出会った大切な方が海外に住んでいる方だった場合、見知らぬ土地に嫁ぐ覚悟以上に、ただただこの先も一緒に人生歩みたいと思う真っ直ぐな気持ちのまま、結婚を決意される方もいらっしゃるかと思います。

 

Lappleでも海外に嫁がれるおふたりのサポートをさせて頂く機会が何度かあります。そんなおふたりの絆と出会う度に、その想いの強さに一女性として尊敬してしまう気持ちと、だからこそふたりが結ばれる理由が大切な方々に絶対伝わる結婚式にしたいという、プランナーとしての気合が入るわけです。大切な方が一同揃う機会がない事はもちろん、大切な方となかなか直接会える機会が減ってしまうからこそ、感謝の気持ちと離れていても、変わらずよろしくの想いが届く結婚式になればと感じています。

 

この記事では、国際結婚を決め結婚式までに海外に嫁がれる場合はどのように結婚式の準備をしていくのか、そして実際にどんな結婚式を挙げるのが自分たちらしいのか、一つのヒントが見つかるよう一組のご夫婦の実例と共にご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

1.結婚式前に海外に嫁ぐ場合はどのように打ち合わせをしていったのか

今からご紹介させて頂くおふたり(新婦さま)とは、結婚式の約1年前に出会い、その1週間後にはアメリカに嫁ぐ事が決まっていました。

初めて新婦さまとお会いしてカウンセリングの中で、会場をその場で絞り込み、お母様と共に会場見学をして頂きそのまま会場をご予約をされ、あっという間に旅立って行かれたのです。

 

そんな風に結婚式の準備がスタートし、海外での生活に慣れてきた頃に、今度は初めて新郎さまも交えてSkypeでのお打ち合わせを行いました。宿題は全てメールとLINEでやりとりを行い、時差はありましたが起きている時間を合わせながら毎回打ち合わせを設定。

(ちなみにおふたりが決められた結婚式場はSkypeを導入していなかった為、会場のプランナーさんや、会場のシェフとの料理のお打ち合わせ、会場コーディネート(お花)のお打ち合わせ等も、すべてこちらでエスコートをしていった為、国境を越えながらも順調に準備を進めていく事ができました。

 

そして結婚式の1ヶ月前までは全てSkypeを利用し、新婦さまだけは1ヶ月前に帰国してくださった為、その期間で和装選び・メイクリハーサルを一気に進めていきます。

新郎さまは大抵ギリギリまで仕事があるから日本に行けないという場合があり、今回の紋付袴は写真で色をご確認いただき、身長や足のサイズ等をお伺いし、それを衣裳屋さんに伝え在庫を確保して頂くかたちをとりました。

ちなみに余談ですが、新郎さまは海外の方の場合サイズが大きくなる場合があります。今回の新郎さまはとても体格がよく、日本人のサイズベースで衣裳を見渡すと、色の選択肢がかなり少なかったのです。新郎さまのサイズで着れるタイプが「黒」か「白」ベースのものしかなかったので、お写真を見てお選び頂きました◎

 

2.今回おふたりが選んだ神前式会場

そんな国際結婚をされるおふたりが選んだ挙式スタイルは、神前式。

愛知県岡崎市でも多くの方がご利用される、龍城神社にて行う事を決められました。

龍城神社は、名鉄東岡崎駅から徒歩15分くらいの場所に位置する神社で、一般的にはご親族分くらいの方しか着席できないスペースの場合が多いのですが、ここは70名ほどまでご着席できる為ご友人の方にも自由にご参列頂きやすくオススメの神社の一つです。

徳川家康公生誕の朝に城楼城に雲を呼び風を招き、金の龍が現れ昇天されたという伝説が残る神社であり、岡崎城の隣に位置しています。

 

ちなみにこちらの神社の周辺全体をさす岡崎公園では、前撮りのロケーションスポットとしても人気で多くの方に愛されている場所とも言われています。

 

3.実際の神前式の様子

龍城神社で過ごした時間はこのような時間の流れでした。

 

梅雨の時期に入り少し小雨が降っていましたが、お庭の緑がその分美しく輝く中、白無垢と紋付姿になられたおふたりがご家族の皆さまとご対面をされました。

親子の絆を結びつけるように、花嫁姿の総仕上げとして紅刺しの儀を。

 

「おめでとう」「ありがとう」と交わすふたりの微笑ましい表情が、とってもじ〜んときてしまいます。

新婦のお父様も定番のモーニングではなく紋付袴でのご参加。

 

新郎のお父様とお母様も初めて着られる和服がとてもよくお似合いです。

   

神前式にはご親族だけでなく、久々の再会となる新婦さまをお祝いしたいと挙式から駆けつけてくださったご友人もたくさんみえました。

龍城神社での挙式は約30分程となり、通常の神前式よりも少し簡略された式次第となる為、ご参列頂く皆さま(特に海外の方)には参加しやすくなっています。

 

皆さんに見守られて無事に行われた挙式後は、同じ市内の結婚式場に花嫁タクシーに乗って移動しました◎

 

 

4.カウンセリングの中で見つかった結婚式の中で大事にしたいと考えた事

とても器が広いおふたりをカウンセリングしていく中で、それぞれの視点から見つかった大切な事がありました。

それは、まず新婦さまに関しては一番は「家族に感謝を伝えたいという事」もう一つは、「大切な方達に離れていても私たちは助け合って生活していくから大丈夫だよ」という気持ちが伝えたいとの事でした。

そして新郎さまに関しては、「日本の皆さんに安心してもらいたい」あとは「自分の家族に日本の事が大好きになってほしい」という想いを描いていた事でした。

 

基本的におふたりとはSkypeで打ち合わせを進めていきましたが、日本にいる私が何かもっとできる事はないかと思い、新婦のご両親が自営業をされている職場までご挨拶に行き少しだけお話をさせて頂くお時間をつくっていただきました。

お話を進めていく中で「しんみりするような結婚式にはしないでね」とお母様に呟かれまして、たったその一言で結婚に対して嬉しくて応援したい気持ちと、少し寂しさも交わっている複雑な気持ちが伝わってきて、より一層意味のある結婚式にしたいなと感じました。

 

5.挙式後の披露宴の様子

まずご到着された会場にて、鬘を外して髪型をチェンジされた花嫁を、ゲスト全員でフラワーシャワーでお迎えする事からパーティーがスタートしていきました。

おふたりをお迎えした後に、新郎さまのお父様よりゲストの皆さまへウェルカムスピーチを。

日本語が全くお話できないお父様だった事もあり、一般的にクライマックスに行われる両家代表謝辞での場面でお話されるのではなく、通訳も入れやすいこのタイミングでスピーチを行って頂きました。

 

その後、日本の伝統を感じながら両家の絆を結びつける為に、ご両親と一緒に鏡開きを。

 

 

そして新郎さまのお姉さまの「チアーズ!」と共に、皆さんで乾杯を行い、和装姿でのおふたりとの写真タイムを楽しみつつ、会場内ではお料理もスタートし自然と時間が進んでいきました。

ゲストが会場内に入った頃、おふたりはそのままお色直しに入り皆さんにはお食事を楽しんでお待ち頂きつつ、会場内のスクリーンには新婦さまが嫁いで1年間見てきたアメリカの景色のお写真を流し、海外での生活を少しでも知って頂く仕掛けも行いました。

  

 

お色直し入場では、新郎さまはお母様とご一緒に。(お母様もドレスにお着替えされました!)

そして新婦さまにはお父様とバージンロードを歩く夢を、このパーティーの入場にて実現をして頂きました。

 

「よろしく頼むよ」とお父様からバトンを受け、ここからはドレスで過ごすお時間がスタートしていきます。

   

 

ちなみにこちらのウェディングドレスは、アメリカの地でご購入されたドレスです。

日本で選ぶ時間がなかったのと、クライマックスでダンスを行うには日本のドレスでは踊りづらいものがほとんどの為、裾の丈がアレンジできるデザインをお選び頂きました。

 

パーティーでは音楽を自然と楽しんで頂きたい、アメリカのパーティーではそれが当たり前という事で、区切らない自然な流れで結婚式を進めていく為にDJを入れて歓談も雰囲気を見ながら、音楽をリアルタイムにセレクトしながら空気をつくっていきました。

料理が美味しいと有名な会場だったので、シェフも気合をいれてパフォーマンスをして下さったり。

 

 

音楽と料理にこだわった為、歓談も長めにゆっくりと久々のゲストとの再会を楽しめるタイムスケジュールにしました。

 

初めましての方が多い中、新郎さまは持ち前のコミュニケーション力でどんどんゲストとも打ち解けていきます。

  

 

パーティーの中盤ではウェディングケーキ入刀を行い、急遽その当時流行っていた名曲を流しゲスト全員でダンスタイムを。

 

 

ほとんどの時間を楽しく明るい時間にあて、それでもクライマックスではしっかりと「伝える」時間を。

まずはご友人からのスピーチを。

 

 

そして生い立ちスライドを全員で鑑賞。

 

 

生い立ちスライドが終わった瞬間、新郎さまにスポットを。

家族への感謝の気持ちと、これから新婦さまを幸せにしますの気持ちをマイクを通してゲスト全員に届け、新婦の名前を呼んでダンス仕様にお支度を整えた新婦さまが一人で登場しました。

  

ダンスを踊るのは特別得意ではなかった新婦さま。どちらかと言えば、ちょっと恥ずかしいと思ってしまう性格。

 

でもそういった文化も受け入れて、新しい生活をスタートしていきます。そんな強いメッセージを込めて、新郎さまに優しくエスコートをして頂きながら踊りきりました。

  

 

そして自身の家族へ「今までありがとう」の気持ちをお手紙にし、この日しか伝えれない感謝の気持ちを伝えきる事ができました。

 

笑いが9割、1割は涙。

でもお母様の呟かれた「しんみりさせない」という場面はほとんど入っていない時間を、ダイジェストとしてまとめられたエンドロールとして上映。

  

ふたりもゲストと一緒に、かけがえのない時間を一緒にじっくり振り返りました。

「大切な方に囲まれて幸せな時間だったね」

「みんなが集まってくれた事が本当に嬉しいね」

そんな気持ちを再確認してからの門出の時間。

「これからは夫婦でお世話になります」

そんな込み上げてくる気持ちをゲストに伝えながら退場をしていきます。

  

些細な事ですが、私たちは多くの人がふたりを祝うきっかけを大切にしている為、退場もその時間を惜しむかのようにゆっくりと時間を設けました。

ゲスト全員から「おめでとう〜」の声をもらって、ウェディングパーティーが結びとなりました。

 

 

この結婚式のコンセプトは「国境を越えて絆を結ぶ結婚式」でした。

アメリカから来られた新郎さまのご家族の皆さんは、約5日間の滞在期間の中で日本の景色や伝統を体感し、迎え入れられる新婦さまがどんな方なのか理解を深める時間になったのではないでしょうか。

日本のご家族・ご親族・ご友人の皆さんは、アメリカのご家族やほんの少しだけその土地の事に触れた事によって、アメリカの話題に触れる度に新婦さまの事を思い出すのだと思います。そして、何より遠い地に嫁ぐ事となった新婦さまが「なぜ結婚する事になったのか」その想いの根っこに触れた事によって、ふたりの幸せを願う気持ちが大きくなったのではないでしょうか。

 

 

私たちは国際結婚や海外に嫁ぐ事を決められたおふたりの覚悟が、大切な方たちに絶対に伝わるような結婚式を届けれたらと思っています。そしてその結婚式を通して、ふたりが大切な方達の事をもっと大好きになり海外に行っても結婚式を思い出す度に異国の地での生活の励みとなりますように。

結婚式の新しい在り方|入籍前日に開催された「心誓式」というふたりらしさを取り入れた挙式について

最近では海外やリゾートでは家族とこじんまりと過ごせる結婚式を挙げ、会社やご友人の方はメインに別日にお披露目パーティーを行うといった、二部制の結婚式が増えてきました。

その場合は、大体の方が挙式を行った数ヶ月後にお披露目パーティーを行うパターンが多いのですが、今からご紹介させて頂く結婚式はその逆のパターンで開催したスタイルになります。更には教会式を海外で行う事が決まっていたので、家族との大切なシーンはその日まで残しておきたいけど、ゲストに見届けて頂くセレモニーも何か行いたい。そんな想いを形に生まれた新たなる挙式のスタイルを、おふたりと一緒に考えました。

 

その名も「心誓式」。

 

何のためにその結婚式を行うのか、その理由を一番のコンセプトに置き換え、大切な方々に気持ちを伝える1日にしたいと考えていった結果、人前式をもっと自分たちらしい意味合いに変えていこうとこのようなスタイルの挙式にされた一つの結婚式。

 

今回は新婦さまにとって想入れいっぱいとなる、名古屋市から近くとなるバラ園をステージとした、アウトドアウェディングの中で行われた挙式についてご紹介させて頂きたいと思います。

(また違ったスタイルのカジュアルな雰囲気のアウトドアウェディングについては、こちらの記事でご紹介させて頂いております)

 

1.心誓式と名づけた理由とは

まずこの結婚式で「心誓式」とあえて名づけた理由。

それは、冒頭でも少し触れましたが、海外で挙式を家族に囲まれて行う事が先に決まっていたおふたり。でもやっぱり大切な方にもきちんと結婚のご報告をしたいと思って、別日でも結婚式を行う事が決まったのです。

どこで結婚式を挙げようか考えた結果、新婦さまのお父様がバラを大切に育てられている広いガーデンを私有地としてお持ちだったので、お父様にとって想いが込められた場所で行う事を決めたおふたり。ただ海外挙式はお仕事の関係上で夏を予定しており、バラが満開に咲く時期は5月の中旬となるたった約2週間だったのです。

ちょうど入籍もそのくらいを予定していたおふたりだったので、あえて入籍の前日に結婚式を行う事を決め、入籍に向けての決意表明を大切な方に伝えようと考え、

「心に誓う式」

お互いの心に誓う事と、見守ってくださるゲストに対して決意を伝えようという意味を込めて、心に誓う事をキーワードとした心誓式を行う事になりました。

 

2.今回の挙式の主な協力者

そんな「心誓式」と名づけた挙式は、従来の結婚式でよくある「ヴェールダウンの儀式」や「お父様によるバージンロードのエスコート」は、海外挙式でとっておこうという話になり、大切なゲストに挙式のお手伝いを頂く為に「ブライズメイド」と「アッシャー」の演出を取り入れる事になりました。

ブライズメイドとは、花嫁のサポート役で、アッシャーは花婿のサポート役の事を表現します。

欧米の文化を取り入れたものになりまして、結婚式当日にお揃いの衣裳を着て新郎新婦の身の回りのお世話をする事が一般的な取り入れ方となりますが、ゲストに負担をかけないようにと衣裳だけをお揃いにし、記念のお写真を撮影されるだけのお客様も中にはいらっしゃいます。

 

今回は両家の親御さまには挙式にあえて参加されないスタイルとして進行を考える事になった為、このブライズメイド&アッシャーとなるご友人の皆さまに挙式の介添人のお願いをし、ゲスト参加型の挙式として進める流れとなりました。

 

3.心誓式で行われた進行について

そんな「心誓式」で実際に行ったプログラム内容を、ご紹介させて頂きたいと思います*

 

まず一般的に挙式の始まりは、新郎の入場からスタートするところを、あえて新婦がブライズメイドにエスコートをされながら、バラ満開のアーチをくぐり笑顔で入場を行いました。

もうこの写真を見るだけで、海外の世界にいるような雰囲気ですよね。

エスコートをして頂いた後、花嫁姿の総仕上げとして本来ならお母様が行うヴェールダウンを、あえてブライズメイドに幸せになってねの気持ちを込めて行って頂き、

花嫁の幸せの象徴ともいえるブーケを、もう一人のブライズメイドから贈って頂き花嫁姿を完成させました。

 

完成された花嫁姿となり、新婦が新郎をお迎えします。

新郎もご友人となるアッシャーの皆さまとご一緒に登場。

 

「しっかり守ってやれよ」と祝福の気持ちを込めて、新郎のお支度もご友人に整えていただき緊張が笑顔になった瞬間です。

やっぱり親しい友人の笑顔は、自然とパワーをいただきますよね。

 

身支度が整ったところで、新婦の元までゲストに見守られながら入場を。

そして翌日の入籍に向けて、まずは結婚の決意表明を込めてゲストの皆さまの前でエンゲージメントリングを「必ず幸せにします」の気持ちを込めて新婦に送りました。

 

「幸せにします」の気持ちを伝え「よろしくお願いします」と答える新婦の幸せそうな笑顔。

ふたりが入籍をする意思を見守って頂きながら、心誓式がスタートしていきました。

 

 

ふたりの出会いを簡単にご紹介させて頂いてから、今回の挙式の軸となる「誓い」の時間。

5つの誓いを事前に考え、その内容を織り交ぜながら大切な方たちにメッセージを贈って頂きました。

ふたりが誓いに対して、笑顔で「はい、誓います!」と答えていく姿に、見守るお母様やゲストの中には涙を流されている方もいらっしゃいます。

 

ゲストからの誓いのメッセージを受け取り、新郎から新婦に向けての誓いを。

 

そして新婦から新郎に誓いを届け、夫婦として歩み出す為に大雪にしたい5つの約束をゲストの皆さんにしっかりと見守って頂く事ができました。

 

誓いを伝えた後は、ウェディングツリーを完成させ、

その後は、婚姻届の仕上げを行いました。

完成させた婚姻届けは、翌日に提出し無事に戸籍上も夫婦として結ばれました…*

 

婚姻届も完成し、ヴェールアップを行い、誓いのキスをして皆さんから祝福の拍手を受けるおふたりの様子。

 

フラワーシャワーとおめでとうの声をたくさん頂きながら、無事に皆さんに誓いを見守って頂く「心誓式」を結びとなりました。

 

4.本番の教会式の日にとっておきたかった、この日に過ごした親子の密かな時間

ゲストに誓いを届け、翌日の入籍に向けて「お幸せに」のパワーをたくさん受け取ったおふたり。

そんな心に残る心誓式となりましたが、実はこの挙式の前にはこんな親子の絆を結ぶ時間を設けていました。

 

それは、ヴェールダウンの儀式は海外挙式までとっておきながらも、家族にとって想入れ深い場所での結婚式が開催されるという事実と、翌日に姓が変わるという親子にとってはもの凄く大きな節目となる前日。

だからこそ「ここまでありがとう」の気持ちと「幸せになってね」の気持ちをやっぱり伝え合える時間が必要だと考え、本来はヘアメイクさんが行うヴェールをヘアにつける作業を、あえてお母様にお願いしお支度を整えて頂く事にしました。

 

ヴェールをつけ終わって、幸せそうに顔を見合わせる瞬間。影でこっそり見守るこちらも、結婚式が始まる前からウルウルきてしまいました。

 

翌日の入籍に向けて、結婚を報告する為の結婚式。

入籍後が一般的なスケジュールとなる方が多い中、入籍前にこのような結婚式を行ったら、より一層入籍に対しての想入れや実感が深くなってきて、このような選択肢も素敵な在り方だなと感じられた1日でした。

 

今回の結婚式は「心誓式」といった名前をあえてつけて、結婚式ではなく結婚を報告する事をコンセプトにし行った1日でしたが、これから結婚式を考えているおふたりにとっても、その結婚式はどんな目的をもって行うものなのか、是非ふたりの中で明確なものがあるときっと価値のある時間へと創り上げる事ができるはずです。

自分たちらしい挙式の在り方を、ぜひじっくり考えて見つけていってくださいね◎

愛知県岡崎市の乙川で初めて叶えたアウトドアウェディング

先日、初めて愛知県岡崎市にある乙川の河川敷にて初のアウトドアウェディングを行いました*

岡崎市で堂々とアウトドアウェディングができる場所も実はそんなに多くなく、この乙川は岡崎の花火大会や桜祭りで観光の方が大勢集まるシンボリックスペースとなります。

なぜ乙川でウェディングパーティーをご希望されたかと言いますと、数年前に「私はこの慣れ親しんだ景色を背景に結婚式を挙げるんだ」と密かに想いを寄せていた新婦さまの気持ちと、街づくりをされている方たちとのネットワークが強く、自分たちにとって大切で信頼できるプロ達に囲まれて自由に穏やかなパーティーにしたいという想いがあったおふたりだったからです。

 

大切な方達と共に叶えるアウトドアウェディング。結婚式に特化しているメンバーは、私達Wedding Lappleだけだったこのウェディングパーティーを、セルフプロデュースとして実際にどのように創り上げてきたかをご紹介させて頂きたいと思います。

 

1.公共施設を使用させて頂くには

この乙川の河川敷は公共施設の中でも全国的に珍しく、多くの方に使って頂きたいと考えている場所となります。もともと市民の方に向けて、乙川のスペースを使った様々なイベントを積極的に取り行っていまして、今回はその中の一つの使い方としてウェディングというお祝いの場所として私達は使わせて頂きました。

公共施設を使用する場合は、まずこの申請段階でNGが出てしまう場合もあり、なかなか多くの方に認知されているシンボリックなスペースでは実現する事が困難だったりするケースも珍しくはありません。

この場所は乙川管理人の方が市に対して日々アプローチをかけて下さっているおかげで、少しの申請の手間だけで会場として使わせて頂く事ができたのは、新郎新婦や私たちウェディングプランナーにとってとても心強く有り難い事だと感じております。

 

2.アウトドアウェディングの魅力とは

そんな乙川でウェディングパーティーを行いたいと決まっていた新郎新婦さま。

そもそもアウトドアウェディングを行いたいと考えているお客様は、結婚式に対してどんな想いを寄せている場合があるのか、私なりに考えてみました。

・かしこまった雰囲気ではなく、気軽にご出席して頂ける結婚式にしたい

・想入れのある場所が決まっている

・開放感のあるのんびりと時間が流れる結婚式にしたい

・決まりきった人や物で創りあげるのではなく、自分たちの価値観で一つ一つセレクトしていきたい

・人との繋がりが広く、多くの方に結婚のご報告をアットホームに行いたい

・フェスのような雰囲気が好き

・子どもが窮屈しない時間を提供したい

上記のような内容が思い浮かんできます。

このようにアウトドアウェディングを描くお客様は、一般的な形式ばった結婚式ではなく、のんびりと食事と会話を楽しんで頂きながら「お集まり頂いた皆さまに感謝の気持ちを伝えたい」というお客様が多いのではないでしょうか。

 

3.アウトドアウェディングの注意点

開放感があって、自由に、ゲストとの会話を楽しむ事ができるウェディング。

メリットが多いようにみえるアウトドアウェディングですが、少しの覚悟も必要です。

 

①天候に左右されてくる

どうしても1週間前の天気予報を見るまでは、晴れを願いながらもドキドキしながら準備をしていくのがアウトドアウェディング。「絶対に晴れる」と念じながらも、雨が降ってしまう可能性も0ではありません。

その為、基本的には最低2プランは並行して考えていく必要があるのが、アウトドアウェディングを行ううえで大切な事となってきます。1週間前に天気予報が雨でも、3日前には晴れになる可能性もありますし、逆の場合もあります。どちらになっても慌てずに本番を創り上げていくには、どうしても雨天バージョンのプラン作りも必須となります。

雨天バージョンのプランを立てていく場合、基本的には晴れでも雨でも同じチーム編成で、大幅に内容を変えなくても大丈夫なように考えていきたいと思っています。但し、どうしても大きな課題となるのが会場費です。

アウトドアウェディングを行うスペースの中に、パーティーが行えるようなスペースがある場所でしたら大きな問題もありませんが、何もない場所の場合は開催地を変更するといった選択肢も必要となってきます。更には、もう一つの会場を抑えるのにも会場費がかかってきてしまう可能性もあるので、予算的な問題も浮かんできます。

その場所を選択する場合、その辺りも視野に入れつつ、何を最優先に考えていくのかよくおふたりで話し合って決定していきましょう◎

②テントを立てるかどうか

広い芝生広場で行う場合は、大きなテントを立てて装飾をして行うのが良いかと思います。

ただし、その広場自体が手入れをされているガーデンだったり、テントを立てることで逆に閉鎖的な雰囲気になってしまいそうな場合は、飲食関係と受付以外のスペースはテントを立てずに開催する場合もあります。(パラソルを立てたり、一部日よけとして小さめのテントを立てる場合もあります)

全くテントを立てないケースは小雨であったとしても開催が難しくなるので、とにかく祈りながらも、不安定な天気でしたら覚悟を決めて室内に切り替えるメンタルは必要となってきます。

今回はあの有名なアウトドアブランドスノーピークビジネスソリューションズが母体となる会社にお勤めの新郎さまだったので、大型テントの設置ではなくブランド商品の一部となる素敵なタープ等を、日よけと空間コーディネートの一つとして設置をさせて頂きました。

 

③トイレや電源はどのような状態なのか

通常イベントを行ったりするするスペースでしたら、電源関係は整っている場合がありますが、場所によっては発電機を持ち込んで行う場合もあります。電源関係が整っている場合でも、きちんと電力の計算を行って、電気が飛ばないような環境を整えておきましょう。

又、トイレ環境もとても大切なポイントです。敷地内にはあるけど、すごく遠いといった場合は仮設トイレの設置も選択肢の一つとして視野にいれる必要があります。

今回のスペースは電源はあるのですが、トイレは仮設トイレを設置し、手洗い場もしっかりとご設置させて頂きました。

以上3つの点に関しては、結婚式を行う上で最低限検討しておく必要がある大切なポイントとなります。そういった条件も想定しながらも、それ以上に想いが強い方こそ、アウトドアウェディングを行うのに相応しいおふたりなんだと感じています。

だからこそ、もちろん私たちプランナーは晴天バージョンをイメージしつつ、万が一の雨天時であったとしてもおふたりの大切な思い出となるように、プロとして冷静にどんな状況でも素晴らしい門出の日を想像してサポートをさせて頂いています。

 

4.このウェディングパーティーのコンセプト

今回はセルフプロデュースウェディングという事で、巻き込む方達の目的意識を同じ方向に向けるようにとおふたり自身にコンセプトを考えて、チームメイトに一番はじめに発表して頂きました。

そのコンセプトがこちらです。

 

 

 

岡崎で、

欲しい暮らしを、

仲間とつくる。

 

 

 

欲しい暮らしは、自分でつくる。

これは夫婦の間にある共通した価値観です。

 

それを教えてくれたのは、

岡崎にいる多くのお世話になっている方々でした。

 

新たに夫婦となった今、

日々、関わるみなさんと、

この岡崎市で、楽しいものを一緒につくっていきたい。

自分たちの暮らしを自分たちで豊かにしたい。

そして、それを知らない人に知ってもらいたい。

そんな思いを込めてコンセプトを考えました。

 

岡崎市のシンボルだと思っている乙川で、

岡崎市で素敵な思いを持っている方々と共に、

日々の感謝と、これからもよろしくの思いを

伝える機会にしていきたい。

何よりも、みんなで街を楽しみましょう。

 

5.どのように準備を進めていったのか

今回のおふたりはとにかく関わってほしい方が決まっていて、セルフプロデュースウェディングといったスタイルとしてサポートさせて頂きました。(セルフプロデュースウェディングについてはこちらの記事でもご紹介させて頂いています。)

 

この結婚式の準備期間は何と約3ヶ月。手配も急ピッチに進めていく事になりとってもハードスケジュールではありましたが、心優しい協力者の方々のおかげで何とか無事に当日を迎える事ができました。

 

そんな当日のパーティー開始までの様子はこんな感じです。

 

まず、一番早く会場入りしたメンバーはAM5:00から設営がスタートしていきました。

今回はこちらのスペースで行う準備から撤収までを全て当日で完結させていく事が条件だった為、それまでの仕込みを各セクションごとに入念に行い、集中して一気に行うスケジュールでした。

(皆さんの事前仕込みのおかげで、タイトなスケジュールの設営時間も無事にセットアップまで間に合わせる事ができました…!)

今回はWedding Lappleが普段お付き合いしているクリエイターは誰もいなく、全ておふたりが手配したクリエイター達と手を取り合って創り上げていく新郎新婦主体で動いていくウェディング。

なのでいくつものメッセンジャーグループを作って新郎新婦を主体に事前にやり取りを行い、おふたりが描いているイメージを随時シェアし、クリエイターから提案を頂きながらみんなのアイデアが詰まった現場創りをしていきました。

 

こちらは3メートルの三角アーチを木枠から組んでいる様子。

 

こちらは乙川の管理人の岩ヶ谷さんが、額田丸太を何十個も並べてくださっている様子。

 

Weddng Lapple進行管理チーム。今回は大規模なアウトドアウェディングという事で、アシスタントを増やして事前に打ち合わせやチームミーティングを行い、連携プレイで進行をリードしていきました。

一番大人数で設営したのはテントチーム。

多くの方の力が合わさり、だんだん形になっていきます。

せっかくなのでsnow peakのテントの空間をより楽しんで頂けるようにと、大好きなこの乙川で事前に入籍撮影を行った時のお写真をギャラリーとして展示したり。

多くの食材を夜遅くまで仕込みをしてくださった88ケータリング。料理を多くの方に少しでもスムーズに楽しんで頂けるようにと、入念にサービス面でも打ち合わせを重ねていきます。

司会はふたりの事をよく理解しているおふたりに。台本作りに何度も修正依頼をかけても、素敵なウェディングにしたいとたくさん向き合ってくださった素敵なこの日限りの名コンビ。

スタッフは総勢約50名くらいが集まって創り上げた空間。

ウェディングに携わった事がない方達が大半でしたが、ふたりを祝う気持ちがどんどん形になっていきました。

 

ちなみに、主役となったおふたりのコーディネートはこんな感じです。

ウェディングドレスはご友人が手作りされた、世界でたった一つのオーダーメイドドレス。

足元をお揃いにし、さり気なく夫婦の仲の良さをコーディネートでも表現されていました◎

 

5.当日はどのような進行だったのか

そんな大人数で創り上げた場所で、どんなウェディングを行ったのか。

 

まず新郎新婦の入場は、乙川のシンボル舟となる城下舟での入場。

新婦が乙川で挙げるウェディングでは、岡崎市民らしく絶対にこの入場を行う事だけははじめから決まっていたそうで、

入場して大勢のゲストの顔を見た瞬間、もう涙をしていました…!(みんな笑ってるのですが、実は私も陰でもらい泣きしてました(涙))

「ウェディングドレスを着て、岡崎のシンボルとなる城下舟乗って大切な方にお披露目をしたい」

そんな新婦さまの夢を叶えてくださった方が、ツツイエンターテイメントの白井さんです。(写真の下に小さく写ってみえる方です)

 

そしてお集まり頂いたゲストの皆さんと乾杯を行った後は、自由に乙川の景色を楽しみにながら食事を楽しんで頂いたり。

 

 

お写真をゆっくり撮影したり。

 

ケーキ入刀ならぬ

丸太に入刀といった夫婦の共同作業。

 

当然ですが、結構大変なので、ゲストにも参加していただきましたが、下まできるのは難しいというオチです(笑)

ギャラリーも皆さん自由にご覧になってくださり、「ただ楽しむ」だけでなく「ふたりがこの日を迎えた軌跡」を体感して頂けたこの空間も素敵な演出となりました。

 

多くの方にお祝いの言葉を頂き、クライマックスは感謝の気持ちと誓いの言葉を。

 

ふたりの幸せと、これからもみんなでこの街で楽しみましょうの想いを込めて、みんなで120個のバルーンリリースを。

 

大切な方たちに囲まれ、祝われる幸せ。

祝われる事で、その人たちの事をもっと大切にしたいと思うし、もっと大好きになる。

そんな夫婦として生きている今が誇りとなる。

最近の結婚式は、自分達があまり主役っぽくなりたくないとおっしゃる方がとても増えてきました。

「ゲストが主役」というフレーズが広がってくるくらい、結婚式の在り方に違和感を感じるのは時代の流れの事実なのかもしれません。

 

でも結婚式の主役は、新郎新婦なのです。

ただし、新郎新婦が主役ではありながらも、ゲスト一人一人を尊重し感謝の気持ちと未来への決意を、お招きする方達の目線にたって考えぬいていく事。

主役だからといって、ふたりの存在が特別高いところにいるのではなく、特別な衣裳を着て過ごす理由としては普段は伝えられない気持ちを伝える「覚悟」の証であるという事。

そんな想いをもって、ゲストがこの場所に足を運んで下さった「意味」と「おふたりとの関わりの介在価値」を感じとって頂けたらいいなと思って、おふたりと二人三脚となって毎回プランを考えていきます。

 

今回のおふたりもやりたい事や叶えたい事はあっても、最終的には

「ゲストに伝えたい事、感じてほしい世界はなんなのか」

「ゲストにとってそれは意味があるか」

いつもその原点に立ち返りながら、企画を進められていました。

そして何とその考えは共に創り上げる、街の仲間の皆さんも自然と同じ思考であったのです。

だからこそ、ふたりを祝う「場づくり」とふたりが伝える「場づくり」がうまく連鎖反応が起こるような、温かい素敵な時間になったのだと感じています。

 

7.この場所で実現させた価値とは

実はパーティーの中でふたりがマイクを通してウェルカムスピーチを行った瞬間、橋の上を歩く街の方々が「おめでとう〜」と祝福の声をかけてくださったのです。

街の公共施設を使って行うという事は、当然貸切ウェディングではありません。ただ貸切では起こらない祝いの奇跡が起こるのが、こういったスペースで行う価値の一つでもあるのだと改めて私自身が体感できました。

 

おふたりは神前式と親族中心の結婚式を別日に行っていた為、ここではご友人や会社関係の方がメインのパーティーとなりました。そんな中でもこのウェディングの様子が気になって、車椅子でも足を運んで下さったおばあちゃんもいました。体験した事のないウェディングですが、自然体で楽しく過ごしてくださりました。

 

小さなお子さまも、おめかしして参加してくれました。お子さまも自由に楽しく過ごせるのが、開放感のあるアウトドアウェディングの大きな魅力だと思います。

 

 

新郎新婦が入場で乗った城下舟。せっかくなのでと、急遽ゲストの為にとパーティー中に運行してくださり、更にアトラクションが増えて街での過ごし方をゲストの方が体感できる時間となりました。

 

どんな結婚式でもそうですが、建物が結婚式をつくるのではなく、リアルタイムな時間の中で「人」が創り上げるものだと言われています。

でもどんな場所で結婚式を挙げるかも、もちろん物凄く大切です。

今回のウェディングでは結婚式を普段は創らない人達だからこその、独創的な「発想」や「おもてなし」の気持ちがたっぷり込められた、多くの方達の想いの化学反応が起こった温かい時間となりました。

今回の主役はおふたりであり、おふたりが選んだ方達と創り上げた世界でたった一つのチームで創り上げたウェディング。

 

関わって下さった岡崎の街づくりの方達への敬意と、結婚式の一つの可能性をもっと多くの方に知ってもらいたいという想いの新郎新婦の気持ちを代弁して、この乙川でのウェディングとアウトドアウェディングについて綴らせていただきました。

 

乙川の管理人の方々も、またこの乙川で夫婦の門出をお祝いできたらいいなとおっしゃってくださっています。

是非、ご興味のある方がみえましたらお気軽にお問い合わせくださいませ…*

 

photo by 奇天烈写真館

 

 

<TEAM MATE>*当日お配りしたパンフレットよりご紹介

会場現場総括/岩ヶ谷充(おとがワ!活用実行委員会)

会場テント用品/スノーピークビジネスソリューションズ

会場クラフト品製作/堀竜二(岡崎製材)

 

城下舟/白井宏幸(ツツイエンターテイメント)

司会/天野裕(おとがワ!活用実行委員会)

司会/上園まりの(リバーシブル)

音響・PA/井上徹(サイクルぴっとイノウエ)

DJ/川浦素詳(QuietVillage)

ケータリング・ドリンク/88ケータリング

岡崎地ビール/IzakayaJaNai!(Craig E Morry)

デザート/SAPON(中野佐穂子)

デザート/Rilo cookies&sweets(本松里恵)

写真/奇天烈写真館

映像/村山写真事務所

アウトドアウェディングアドバイザー/近藤みなみ

ドレス製作/ZINO(鈴木路乃)

ヘアメイク/加藤貴章・壁谷こずえ(Musee)

ドライフラワー/coletoclole

薪・丸太提供/奏林舎

フォトメモリーブース製作/鈴木雄介

フォトメモリーブース製作/小瀧美緒

バンド演奏/The GOOD

ごく親しいご親族だけに絞った少人数で感謝の気持ちが伝わる結婚式を創り上げるコツ

結婚式の在り方の中で、最近ではごく親しい方だけをお招きして小さな結婚式を挙げたいと考えるお客様も増えていきました。

 

少人数で挙げられる結婚式をご希望とする理由は様々ですが、

・シンプルに挙げたい

・親しい方との距離感を大切にしたい

・ご予算の都合

・再婚

・お子様を授かった

・多人数が苦手(お披露目が恥ずかしい)

・人脈が広すぎて中途半端に招待するくらいなら、身内だけに絞ってしまいたい

・何か結婚に対して招待客を絞りたい特別な事情がある

上記のような事が、最近のご相談内容のケースとして上げられます。

 

小さな結婚式だからこそ、大切な方が本当に心から気持ちが伝わったと喜んでくださる結婚式を叶えていきたいですよね。

 

この記事では、そんな少人数の結婚式を創っていく上での考え方のコツやヒントをご紹介していきたいと思います。

 

1.まずはゲストをリストアップしていこう

あなたにとって本当に大切な方って誰なのか、まずは文字に起こしていきましょう。

そしてただお名前を提出するだけでなく、その方はあなたにとってどんな存在なのか、リストアップにコメントを添えてウェディングプランナーに提出してみてはいかがでしょうか。

結婚式とはあの日とこれからを繋ぐ1日であって、その場限りの時間ではなくおふたりや大切な方との関係性の未来に続く時間にしていく事が、特にこの少人数で挙げられる結婚式の大きな目的だと私たちは感じています。

だからこそ「ゲスト」という大きくまとめた、ひとくくりで考えていくのではなく、「ひとり」ずつ頭に浮かべながらその方達が集まる時間はどんなものにしたいのか、その方達が心地よく喜んでもらえる時間って何なのか時間創りのヒントが見えてくるはずです。

 

2.大切な方と過ごす会場選びをしよう

会場選びのコツとしては、少人数であれば広すぎない披露宴会場の方が個人的にはオススメです。

その理由としては、

①こじんまりとしている方が一体感やアットホーム感が作りやすい

②会場費が抑えられる

上記の事が上げられます。

ちなみに上記のような事を実現していくには、レストランウェディングが一番当てはまってくるのですが、お料理と会話を楽しみたい方には特にピッタリです。

但し、レストランで挙げられる場合、一つデメリットもあります。それは営業自体が結婚式を専門で行っているわけではない為、チャペルが存在しない会場が多いという事です。

その場合は、中庭で人前式を挙げたり、披露宴会場で宴内人前式のご提案を行う事が一般的ではあります。ご予算を極力かけずに、アットホーム感を出していきたい方には、デメリットもメリットにしてしまうくらい選択する意味はあるのではないかと考えています。

 

又、神前挙式など外部挙式をご希望のお客様に関しては、どちらにしても移動をしてパーティーを行う為レストランでも全く問題はないですよね。

ただしチャペルに憧れていたり、その会場の雰囲気や売りが良かったり、フォーマルさを大切にする為に広くてもその会場を選びたいと考える場合も有りだとは思うので、ご予算や理想の価値観に合わせて選んでいきましょう◎

 

3.感謝の気持ちの伝え方を考えよう

感謝の気持ちの表現方法とはたくさんあるかと思います。

◯料理のおもてなし

美味しい料理や飲み物をご用意頂くだけでなく、何か特別感を感じられるように一人一人のお席におもてなし感が伝わるようにご準備をして頂くのは結婚式の中でもご祝儀制の結婚式であれば基本的な要素となってきます。

アレルギー料理の対応だけでなく、アルコールが飲めない方の配慮も、サービススタッフの方ときちんと情報共有を行い、自分たちの代わりに気遣いをして頂けると、お越しくださった方にも安心してお過ごし頂けます。

お席札も当たり前のようにご用意されているかもしれませんが、自分の席が用意されているって実はとても特別な演出の一つとなりますよね。

又、妊婦さんがご出席の場合はクッションやひざかけを用意してあげたりする心遣いも、おもてなしの一つとなってきます。

 

◯空間のおもてなし

どんな風に大切な方をお迎えするかもポイントです。

例えば、こんな事が過去にありました。

・ゲスト全員の似顔絵が描かれているウェルカムボードでのお出迎え

・ゲストが写っているお写真をウェルカムコーナーに全員分飾って、待ち時間も昔話で大盛り上がり

・受付でお渡しする席次表の中に、それぞれに向けたメッセージが寄せられている

・新郎新婦が自ら受付係りを行ってお出迎えする

特別派手なコーディネートや高価な食事をお選びするのではなく、一人一人への真心が伝わるようにご準備をしていきましょう。

 

◯写真をゆっくり撮影する時間を用意しよう

大人数の場合ですと、テーブルフォトを行うだけで時間がいっぱいいっぱいになってしまうケースが多いですが、少人数の場合はもっと寄り添った撮影時間を設ける事ができるのも魅力ですよね。

両親とのお写真はもちろん、せっかくなので姉妹写真もこの貴重なタイミングで是非残しておきましょう。きっと親御さまも喜んでくださるはずです。

◯アットホームな演出や時間の仕掛け

例えば引出物という概念にとらわれず、ゲストそれぞれに似合うギフトをご用意されるのは気持ちが伝わって喜んで頂けますよね。

コサージュを全員分手作りをして、結婚式の間はお揃いでお洋服やヘッドパーツとして付けられる演出も素敵でした。

指輪の交換を行う際に、全員にご参加頂くリングリレーを行った方もいらっしゃいます。一人一人触れていただき交わす指輪は、一生の宝物になりますよ。

◯言葉や温もりを届ける

言葉で伝えるって普段は恥ずかしい事だからこそ、結婚式という魔法のような時間を利用してこの日ばかりは伝える事を意識していきましょう。又、言葉だけではなく手と手を取り合ったり、握手したりする事も、言葉と同じくらい想いを伝える行為の一つだと感じています。

お見送りの時はプチギフトを全員分配るのではなく、全員に目を見て「今日は来てくれてありがとう」と握手をして気持ちを伝えるのも素敵です。

 

少人数に絞った結婚式。

難しく考えすぎず、自分の気持ちに正直になって本当に叶えたい結婚式を実現していきましょうね。

結婚式の挙式前に行える心に残る時間の使い方

挙式と披露宴を心に残るものにしたいと考える方はほとんどだと思いますが、結婚式とは実は挙式前の時間の使い方を大切にする事でもっと価値のある1日となってくるのです。

ここでは過去にご提案してきた事のある、挙式前に行えるオススメの時間の使い方をご紹介させて頂きたいと思います*

 

1.お支度が仕上がったブライズルームでの過ごし方

 

*ヴェールをつけて花嫁姿の総仕上げ

ドレスを着て、お化粧も全て仕上がったタイミングで親御さまを先にお呼びしヴェールをつけてあげる総仕上げの方法があります。

 

*紅刺しやリップの総仕上げ

和装の場合は「紅刺しの儀」と言って、口紅を塗ってあげるシーンを設ける事が多いです。お母さまでも良いですし、お祖母様がおみえの際はあえてお祖母様にお願いするのもとっても素敵です。

又、姉妹での時間を過ごすのもオススメです。仲が良いという理由でもいいですし、メイクのお仕事に就かれていたりお勉強をしていた方だったりすると、晴れの日の仕上げに携われる事ほど嬉しい事はないかと思います。

*チークを塗って総仕上げ

笑顔で結婚式の始まりを迎えようねという意味を込めて、頬っぺたにチークを塗ってあげる時間はとっても微笑ましい時間になって素敵です。

花嫁の総仕上げ以外では、こんな過ごし方もあります。

*新郎の総仕上げ

例えば…お母様がジャケットを羽織らせてあげたり、ポケットチーフを胸ポケットに入れて新郎さまのお支度を整えてあげるような時間の使い方。

 

*新郎新婦が美容師の場合

例えば新郎さまが美容師の場合は、新婦さまのヘアセットを手掛けてあげたり。逆の場合は、新婦さまが新郎さまのヘアセットを仕上げてあげたりすると、物をプレゼントする以上の価値となる親孝行になるのではないでしょうか。

又、美容師となる新郎新婦が親御さまをブライズルームに呼んで、ヘアセットを仕上げてあげるシーンも素敵でした。お化粧関係のお仕事の新婦さまは、両家のお母様にチークを塗ってあげる時間をとられた方もいらっしゃいましたよ◎

 

2.ファーストミートのパターン

ガーデンやチャペルなどが一般的ですが、どんな場所でふたりのはじまりを迎えるかは写真にも残るのでとっても大切にしたいポイントです。

そして場所はもちろんのこと、どんな方法でご対面するのかも大切な瞬間だからこそ考えたいポイントです。

パターンとしては、ふたりきりの場所で行う場合は下記のような方法が挙げられます。

*新郎さまが後ろを向いた状態で、新婦さまが後ろに着いたら肩をポンポンと叩いて振り向いて頂きお披露目をする。

*新郎さまの近くまで新婦さまが歩かれたら、お名前を呼んで振り向いてもらう。

そしてご対面をされた後に、お手紙を読まれたりする方もいらっしゃいます◎

 

ちなみに、ふたりきりでファーストミートをするのは反応するのに照れくさいから、逆にスタッフの皆さんも僕と一緒に花嫁を迎えてくださいと、お茶目な新郎さまから依頼されたケースもありました◎

3.挙式リハーサルについて

リハーサルを行うタイミングは、当日行うケースと事前に行うケースがあるかと思いますが、バージンロードをお父さまと歩くのは本番にとっておきたいと考える新婦さまも増えてきました。

でもお父さまはエスコートする側だから、ぶつけ本番は不安だから練習したいとおっしゃる方がほとんどです。そんなお父さまとの練習は、お母さまやお姉さまなどご家族の力を借りて練習してみましょう。

練習とはいえ、そのさり気ない時間さえもかけがえのない心に残る時間になるはずですよ◎

 

4.受付中の過ごし方

受付中のお時間に新郎新婦はリハーサルを行ったり、写真を撮ったりする方もいらっしゃいますが、もしも5分でも時間を確保できそうでしたら、一足先に家族だけでもお集まりいただきおふたりとの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

実は新婦さまは、挙式後はヴェールを外してヘアチェンジを行う事になります。だからこそウェディングドレスとして正統派な姿でお写真を残される時間が、実は挙式後の場合タイトだから残せず時が過ぎてしまったと心残りに思われる方がとても多いのです。

家族写真を撮るだけでなく、ファミリーミートをあえて行ってもまた感動的ですよね。

お披露目した流れで、「この日を迎えられたのは家族のおかげです」と一言ご挨拶をされるのも挙式に向けての感情が高まって温かい始まりになるので素敵ですよ。

他にも、新郎新婦はあえて受付会場にてゲストを自らお迎えされる方もいらっしゃいます。はじめからアットホームな雰囲気を創りたい方にはオススメのスタイルです◎

 

5.挙式直前の過ごし方

ゲストを挙式会場にご案内している際に、更に挙式への気持ちを高める為に時間を有効に使われたパターンがこちら。

 

*新婦さまのヴェールダウンの儀式

いってらっしゃいの想いを込めて、お母さまからヴェールをそっと下ろして入場に向けてのお支度を整えて頂く優しさが流れる時間です。

*新郎さまからお母さまに向けたお手紙

新婦さまはご家族と歩かれるので感謝を伝える表現方法の一つとなりますが、新郎さまはなかなかそういった機会は意図的に入れないとないですよね。

女性が主役と言いがちの結婚式ですが、親御さまから見たら息子の結婚式は息子が主役となって見守ってみえるものなのですだからこそ、短くても良いので「今までありがとう。今日は大切な方との誓いを見守っていてください。」のお手紙でも贈られてみてはいかがでしょうか。

 

挙式前の時間の使い方を一工夫をするだけで、結婚式を挙げる価値や思い出深さがグンと上がってきます。

でもわざわざ入れていかないと、当日はお支度が仕上がったら会場のフォーマットに沿って時間を過ごしていくとあっという間に挙式本番を迎える事になってしまいます。

 

だからこそ担当のウェディングプランナーさんに、挙式前の時間も大切にする方法を相談してみてはいかがでしょうか?!その会場だからこそ叶えられる方法をきっとご提案頂けるはずです。

せっかくの1日だからこそ、ゲストからは見えない裏の時間も大切に過ごしてみてくださいね。