- お客様の声
これからを生きていくための”肥料”になった1日
最初は結婚式の開催自体を迷っていたおふたり。
新婦さまから友人でもあるLAPPLEのプランナーにご相談いただきました。
結婚式を迎えるまでの時間、そして結婚式を迎えて感じたこと。
おふたりの素直なお気持ちを聞かせていただきました。
お互いを深く知った準備期間
LAPPLE かほる(以下かほる)「まゆうさん、ゆうすけさん、今日はおふたりの結婚式が、おふたりにとってどんな1日だったのか教えてもえらえたらうれしいです。最初相談してくださった時は、まゆうさんが結婚式の開催自体を迷われていましたよね。」
まゆう「結婚式は当日までの準備が大変だとよく聞くので、あまり器用でない私たちにできるかな?という気持ちが一番大きかったです。目立つことが得意ではないので、お披露目するということにも少し抵抗があり、自分のためにも、家族のためにも、写真を残すだけでもいいのかなと思っていました。」
かほる「学生の頃から、
いつかウエディングドレスは着たいなあと言っていたのを覚えています!」
まゆう「そうそう!ドレスには憧れがあったから、着たかった!
でもゆうさんは最初から結婚式やりたいって言っていたよね。」
ゆうすけ「僕はまゆうとは反対で、王道の結婚式みたいなものに惹かれていました。ロマンとか憧れみたいなものがあって(笑)」
かほる「チャペルとかいいな〜って言っていましたよね!
初めはふたりの気持ちに少し違いがあったけれど、どうしてまゆうさんは”結婚式がやりたい”という気持ちに変わったんですか?」
まゆう「自分たちの結婚式がイメージできるようになったからだと思います。
もし結婚式をするならと考えた時に、自分が理想とするものは、ゆうさんの思い描いている王道の結婚式みたいなものではなくて・・・だからといって、こういうのがいいみたいなものがあまり具体的に思い浮かんでもいなかったんです。
それがかほると話して、会場やドレスを見ているうちに、こういうのがいい!って自分の理想が明確化していった感じかな。」
ゆうすけ「結婚式はやらないと思っていたので、やる方向に動いていたことにもすごくびっくりしました。
ただ、最初にまゆうの理想のウェディングの形を知った時、少し不安もありましたね。結婚式は結婚式場のイメージしかもっていなかったので、チャペルなど、それらしいハード面が必要だと思っていたので。ラフすぎる雰囲気になってしまうのかなとあまりイメージを持てずにいました。」
かほる「いざ打ち合わせが始まって、準備期間はどんな時間でしたか?」
まゆう「人生ダイジェストがすごく印象に残っています。
これまで自分が生きてきた証を、振り返って言葉にして、こういうこと苦手だったな、こういうことを大切にしてきたな。と改めて自分のマインドみたいなものを理解できた時間でした。」
ゆうすけ「人生のことを根掘り葉掘り質問されて、そんなことまで聞く!?みたいな、恥ずかしかったり、蓋していたものまで言葉にしたよね(笑)
でも、そこまで深掘りしてもらったことで、もう話したくないと思っていたことが意外と大したことないなと気付かされたり、言葉にしたことで気持ちを切り替えられたりもしました。自分の人生を見返すきっかけになるいい時間になりましたね。」
まゆう「ゆうさんの人生のこと聞けたのもすごくよかったかな。お互いを深く知れた感じがして。」
ゆう「まゆうに話していないこともあったからね。
意外と夫婦の間でも改めて過去を振り返ることってないから、この時間があってよかったですね。」
かほる「自分のことも、お互いのことも知れた時間になったんですね。」
まゆう「そうだね。
実は、準備期間にいっぱいいっぱいになって、ふと泣いてしまったことがあって・・・
そうしたら、ゆうさんが、なんでそうなっているのか?なにをやらないといけないのか?と寄り添ってくれて。私が変なところが頑固だから、自分が全部やらなきゃと思っていたことを、半分くらい請け負ってくれて、ここはやるから気にしないでと言ってくれたんです。」
ゆうすけ「結婚式の準備ってやる事が多いから、大変で大体の夫婦が揉めるって聞いてたのに、僕全然やることないなと思っていたんだよね。おかしいなと思っていた頃に、そういうことがあって、ひとりでやろうとしてくれていたと気づきました。」
まゆう「私が独りよがりな事ばかりなんです。でもこうやってゆうさんがわたしを救ってくれたんだよね。」
ゆうすけ「今後の夫婦の課題も分かった出来事だったね。」
感情をシェアする
かほる「ふたりの結婚式は『シェアする』というのを軸にしましたが、そう決めたのは、どんな想いで決められたんですか?」
まゆう「これまで列席したことがある結婚式にすこし寂しさみたいなものを感じたことがあったんです。
美味しいご飯をいただいて、余興をみて、と受け身のシーンが多いなと。新郎新婦は自分たちから少し離れたところにいるから、写真を撮る時に一言おめでとうと言えたくらいで終わってしまうなと思っていました。
自分が結婚式をするなら、大切なみんなからの言葉がほしかった。どちらかが受け身にならないようにしたかったんです。
感情を共有したいという想いで、『シェア』というキーワードが出てきました。」
ゆうすけ「僕は結婚式って基本そういうものかなと思っていたから、そこに疑問みたいなものを持ったことがなかったんです。だから最初は、“シェアする”ってことが最初はあまり想像できませんでしたね。
でも当日の時間を過ごしてみて、この軸にしてよかったなと思いました。余興がないことも少し不安だったけど、みんなが楽しんでくれているのが伝わってきたし、きてくれたみんなと沢山話せて、座って一緒にご飯も食べられたりして、同じ時間を共有できた感じがしました。」
まゆう「わたしも催しみたいなものがないことは少しだけ不安だったな。でも友達と近くで時間が過ごせて、自分らしい姿でいられたのかなと。席でみんなと一緒にごはんを頬張っている姿を見て、『まゆうらしいね』と言ってもらえてなんだか嬉しかったです(笑)」
かほる「シェアするというテーマを決めてから、自分たちの気持ちもちゃんと伝えたいという想いで、おふたりはゲストみなさんへの手紙を準備していましたね。書いた時間と読んでもらった時間はどうでしたか?」
まゆう「書いた時間は自分と友達との時間を振り返る時間になりました。自分にとってこの子はこんな存在なんだなと改めて気付かされましたね。
読んでもらっている時は少し恥ずかしくて。結婚式に来てくれたのは本当に仲良い子ばかりだから、最近これにハマってて〜とか、昨日こういうことがあって〜みたいな話しかいつもしないから、わざわざ想いを伝えることなんてないんだよね。当たり前になっているけど、私にとってはこういう存在だよって改めて伝えられたいい時間だったな。」
ゆうすけ「僕も思い出を振り返りながら書きました。自分の想いを、自分の言葉で伝えるっていいなと思いましたね。」
まゆう「お互いの両親にも書いたんだよね。実はゆうさんが私の親に読んだお手紙をわたしも読ませてもらいました。なんだか温かい気持ちになって、嬉しかったですね。」
家族だけで過ごした大切な時間
かほる「もうひとつ、家族との時間をすごく大切にしたいという気持ちも結婚式を作っていく上で軸にしていましたね。振り返ってみて、家族との時間はどうでしたか?」
まゆう「本当に良かった。思い出しただけでも泣きそうになるくらい・・・
自分からの手紙を読む前に、両親からの手紙をもらって、こんなにも自分のことを大切に想ってくれている人に、とりあえずこの想いを伝えないとという気持ちでいっぱいになって。
自分と両親だけというあの環境だったから、この想いを伝えるっていうことに集中できました。みんなの前でという不安もなく、ただただふたりに向けて話せた、私にとって大事な時間になりました。」
ゆうすけ「結婚式の最後のシーンに家族へのメッセージの時間をとることが多いと思うんですけど、最初にやったことで、そのあったかい気持ちがずっと続いていて、結婚式の間も余韻にひたれたのもよかったですね。」
かほる「ご両親とはその後おはなしされましたか?」
まゆう「最後(普通の流れ)だと思っていたみたいで、今とは思わなかったと言われました。
だからこそ、構えず素のまま、ふたりの素の表情が見られたのかな。特に父は、みんなの前だとしっかりしなきゃ思ってしまうタイプだけど、しっかり号泣してたので(笑)」
ゆうすけ「僕の両親も、最初にあると思わなかったってびっくりしてましたね(笑)
僕の父は、普段表情からどう思っているのかを読み取りづらいタイプなんです。でも、手紙を読んだ時、父親の顔をしていて。初めて見た顔で、嬉しかったな。
母は泣くだろうなと思っていたら、案の定号泣していましたね(笑)
実は手紙に自分が気にしていた、学生時代に部活を辞めてしまったことと、大学を留年したことの申し訳ない気持ちを書いたんですけど、母からの手紙にも同じ内容が書かれていて。これまでお互い触れないようにしてきたことだったので、素直な気持ちを伝えられて良かったです。
まゆう「お手紙を読んでから挙式の入場まで、ドレスの話をしたり、ヘアメイクをゆっくりお披露目したり、会場も好きそうだねとゆっくり見れました。家族だけで、人前ではない家族の時間がとれたのもすごくよかったな。」
かほる「みんながすごく優しい表情だったことを今でも鮮明に思い出せます。想いを伝え合える、いい時間が過ごせていてよかったです。」
この日を思い出すだけで、温かい気持ちになれる
かほる「結婚式を終えて振り返った時、LAPPLEチームと創った1日はどうでしたか?」
ゆうすけ「本当に任せてよかったです。僕たちの、言葉足らずでぼやっとしたイメージを形にしてくれて。僕の友人ともコミュニケーションを取って一緒に盛り上げてくださり、1日ずっといい雰囲気だったのはこのチームだったからなのかなと思っています。」
まゆう「私たちは聞かれたことに答えただけで、あんなにいい日ができたんです。
クリエイターさん達がそれぞれ関係性がいいのがずっと伝わってきました。人として尊敬できる方ばかりだったので、安心して任せられた、委ねられたチームでした!
(私のSNSを見た子からも、私が結婚式あげるならこの方々にお願いしたいって言ってもらったよ!)」
ゆうすけ「僕の友人にもいい結婚式だったって言われた。男ってあんまりそういうの言わないけど、何か響くものがあったんだと思います。」
かほる「自慢のチームだから嬉しいです!任せてくださり、本当にありがとうございました!」
かほる「では最後に、ふたりにとって結婚式とはどんなものでしたか?」
ゆうすけ「人生の振り返りの日。
ずっと大切に育ててくれた親がいて、小さい頃から大人になるまでそれぞれの時にできた友人がいて。
家族との時間、友人との時間、自分のこれまでの人生で過ごした時間が詰まった日でした。僕は18歳から実家を出ているから、人生の半分という両親にとってはあまり見えていない部分を見せられたことがすごくよかったです。」
まゆう「わたしは、例えるなら“肥料”かな。この日を思い出して温かい気持ちになれる、それだけで元気になれる、頑張れる源。
疲れたな〜って日に、寝る前に結婚式の写真を見ると、自然と笑顔になってる自分がいて。
両親が、お兄ちゃんの結婚式もよかったけど、まゆうはまゆうらしくてよかったって言ってくれました。家族にとっても、これから生きる糧になってくれたのかなと思っています。」