- 2019.06.08
- 2021.12.13
- レストラン
結婚式の記録映像の注文に悩んでいる方へ|結婚準備の豆知識
「結婚式の映像なんて恥ずかしくて見ないのではないか」
「写真やエンドロールがあるから必要ないよね」
はじめは、そうおっしゃる方が半数以上の事実をプランナーは知っています!
結婚式の映像を頼むか頼まないか、価値を感じてはじめから注文を考えてみえる方もいらっしゃれば、新郎新婦さまからお見積もりを見ながら悩まれている項目の一つとしてよく挙げられます。
映像を一つ頼むだけで十万単位のお金が動くので、価値のイメージができないと悩んで当然ですよね。
今回はウェディングプランナーとして感じる、結婚式の映像の価値について綴らせて頂こうと思います◎
ご紹介内容
1:結婚式の映像のスタンダードなラインナップ
結婚式で販売されている映像商品ですが、
①記録として
②演出として
この二点が挙げられます。
ここでは、その中の①の記録に関して一般的な例を挙げますと、
・記録映像…ビデオカメラを担ぎ、新郎新婦の様子やゲストをずっと追いかけて撮影し、結婚式の1日全体を残すもの。昔は会場に固定されたカメラで撮影していたものが、最近ではほとんどがビデオグラファーがカメラを担ぎ撮影するようになり、仕上がりのクオリティがかなりあがってきています。
ちなみに結婚式1日全体とはどこまでをさすのかと言いますと、例えばウェルカムスペースやおふたりのお支度仕上がりシーンから、挙式・披露宴・お見送りまでが一般的に撮影されるシーンです。
・ダイジェストムービー…最近では一眼レフでの撮影が主流となってきました。(業者さんによってはビデオカメラのところもまだまだあります)
音声を拾いながら撮影をし、結婚式の重要シーンだけを切り取って5〜30分にまとめたものの事です。5分のものですとパッと見はエンドロールに近いもので、1曲の音楽に合わせて編集したもの。30分くらいまであるものは、何曲もの音楽にのせてお支度シーンからお見送りまで記録映像をギュッと凝縮して編集されたものになります。映像会社によってメニュー名と中身が違いますので、必ず商品内容を確認をしてくださいね。
上記の2種類があるのですが、どちらも共通している価値というのが「結婚式の声や環境音」が入っているという事です。
(※正し、この音が入っている商品かどうかも、会社によって違いますのでくれぐれもご確認を!)
2:記録映像・ダイジェストムービーの価値とは
記録・ダイジェストムービーの価値の中で「結婚式の声や環境音」が入っているという事ですが、それらが手元に残る事によってどんな効果をもたらすのか、プランナー目線で感じる事がいくつかあります。
①人の動きや表情がリアルに残るという事。何が起こって笑っているのか、泣いているのか、涙を流すまでにどんな表情の変化があったのか、切り取られている写真とは違う臨場感が残るのが映像ならではの魅力。
②大切な人の祝福の言葉が残るという事。
③ゲストからのお祝いのメッセージが入っている場合も。
④一生懸命練習してくれた余興が残る。
⑤自分が見れていないシーンを後から振り返る事ができる(自分がいない時のゲストの様子など)
ちなみに、親戚が撮影してくれるから大丈夫という方もいらっしゃいます。でも少しだけ待ってください!
その親戚の方はレンズをずっと追っかけている事が、結婚式をゆっくり楽しめるのでしょうか?
万が一撮り逃しがあったとしても後悔しないですか?(バッテリーが切れてしまうシーンとか何度か目にしてきました)
あと撮影はできても編集はできないので、ずっと撮りっぱなしの長い映像として残ってしまいます。
その方が撮りたい!とおっしゃる場合でしたらお願いしても良いと思いますが、特にこちらから頼もうとしている場合は上記の事を想像してみてくださいね。
(ちなみにプロに頼みつつ、違った目線での映像も欲しいからと親戚に依頼される方もいらっしゃいました◎)
3:エンドロールと記録映像は全く別物だという考え
最後にこれは私が感じている事ですが、エンドロールがあるから記録映像はいらないよねと判断してしまう事。
あくまでエンドロールは演出商品なので、目的が全然違うのですよね。エンドロールとは、結婚式の最後にその日1日の様子を(正式には、中盤までの様子なのでクライマックスなどのシーンは入っていないもの)ゲスト全員で振り返り、ふたりの幸せそうな姿やゲストとの絆を客観的に見る事で、その結婚式を行った価値をそれぞれの目線で再確認するようなものだと思っています。
そんなメッセージを詰め込むための演出だからこそ、映像で編集されていく視点が記録とは違ってくるのです。(編集時間も限られているので、音声も基本的には入っていなく、1曲のメロディーに合わせながら創り上げていくものです)
ちなみに余談ですがエンドロールとはそもそも、新郎新婦からゲストへの感謝の表現方法の一つという考えで取り入れる方が多数いらっしゃります。何より最後に上映する事で会自体が締まる為、愛知県でも流行りだして15年以上経ちますが人気商品として変わらないのがすごいなと感じています。ただエンドロールは上映環境(会場の大きさに対したスクリーンの大きさなど)によって、わざわざ結婚式に取り入れて価値があるものかどうか変わってくる場合があると思います。当たり前のように入れるというよりも、何を表現したり伝えたいメッセージがあるから取り入れるものなのか、ご予算を使って行う演出だからこそそういった意味にこだわられると良いかもしれません。
そしてだからこそエンドロールは演出なので、記録映像とは別物だという事がイメージしていただけたらと思います◎
あれもこれも頼めるわけではなく取捨選択をしていく必要があると思うのですが、表面上のイメージで決めていくのではなく、映像商品それぞれの価値を理解した上で選んで頂きたいと思いご紹介させて頂きました*
また映像の価値を大切にしているLAPPLEでは、素敵なビデオグラファー・シネマトグラファーがご紹介できます*
身近にある商品ではなかなか価値がみえてこない方は、映像商品のみのご紹介も可能なので是非お気軽にご相談くださいね*