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結婚式が教えてくれたこと

WEDDING LAPPLE の⻄山です。
LAPPLE のメンバーの 1 人として迎えていただいて 1 年が経ちました。
業界未経験で入ったので、LAPPLE の結婚式しか知りません。

たった一年ですが、
そんな私に 「結婚式」が教えてくれたことを、 ありのまま、伝えられればと思います。

「準備期間がふたりを強くする」

結婚式の準備期間といえば、ドレスやタキシードなどの衣装を決め、
会場の装花や装飾を決め、誰を呼ぶのか、席はどうするのかを決め、
ひとつひとつ決めて、当日を迎えるのかなと想像しているかと思います。

実際これは間違いではなく、たくさんの決めることがあり、 これももちろん楽しみの一つです。

でも、 結婚式の当日までの時間はふたりのこれまでを振り返って、
お互いの知らなかったことを知れて、
これからの未来のことを一緒に考えて、 お互いにとっての大切なものを改めて知る期間でもあります。


もしかしたら、どちらかの意見で決まることもあるかもしれない。
それでも、その意見に賛同したということが、その人の意見。
これからの未来は ふたりで一緒に生きていくのだから、 とことん話し合えばいい。

これから一緒に大切にしていくことを“決める”期間でもあります。

結婚式の準備ってもちろん楽しく、ワクワクするもの。
でもこの向き合う期間はもしかしたら辛いこともあるかもしれません。


だけど、それを一緒に乗り越えてきたふたりならこれからの未来はもっと明るくなる。
結婚式を迎えたふたりの姿を見て、そう強く思います。 


「知らなかった本当の気持ち」

「親への感謝を伝えるために結婚式をしたい」

そう考えて結婚式を決めるお二人は多く、 もちろん結婚式をする理由として、とっても素敵です。

どうしたら感謝が伝えられるか一緒に考えさせていただくことも多いです。

そんな中で、 実は結婚式の開催を家族に反対されていたと教えてくださった新婦さんがいらっしゃいました。
理由は、「結婚式があると、私たちの元から居なくなってしまう実感が湧いて、さみしいから耐えられない」
親からしたらこんな意見もあるのだと、私にとっては正直盲点でした。

もちろん、ふたりが伝えたいこと、を叶えるのが結婚式です。
それでもおふたりの大切なご家族の言葉は同じくらい大切にしたい。

とっても心配性だけど、ずっと近くで見守ってくれた。 ふたりがいたから今の私がいる。そう教えてくれた新婦さん。

「私はこんなに素敵な人に出会えて、 こんなに素敵な友達に囲まれて。
今すっごく幸せだよ。 これからは大切な人と新しい未来のために生きていきます。
ふたりがくれたたくさんの愛のおかげで今ここに居る。
そのたくさんの愛をこれからは大好きな人に渡していくね。
でも、これかも頼らせてね。」

これが新婦さんからご両親への正直な気持ち。


大切な人に伝えられるのは、 感謝の気持ちだけではありません。


これからの未来を生きていくのは、 ふたりだけではなく、結婚式に来てくれるゲストも同じ。
そんな未来のために伝えられる気持ちと言葉もきっとある。 寂しい気持ちだけで終わらないように。


結婚式があったから、ふたりの大切の人たちも、 これからの未来を強く生きていくことができるように。

 

ふたりの等身大

結婚式を終えた時には、
準備期間に大切な人たちを想った時間、
当日に大切な人たちと過ごした時間、
そして、一緒にその日を迎えた一番大切な人へのより大きな愛、
たくさんの大切な宝物が増えるはずです。

でも、 結婚式をやるかどうか迷っている人もいると思います。

そんな人に伝えたいのは、結婚式はただのひとつの方法だということ。


結婚式について考えた時に大切なことは、
やりたいかやりたくないかどうかではなく、
結婚という人生の大切な節目の時に、誰に、何を伝えたいか。
ここに尽きると感じています。

これを考えた結果が俗に言う、「結婚式」なのか、
その言い方にモヤモヤするのであれば、違う言い方でもいいと思っています。
(パーティとか食事会とかなんでも)

結婚式って 背伸びをする日ではないし、 見栄を張る日でもありません。

感動シーンがいっぱいで、涙を流すばかりなのがいいわけでもない。
演出がいっぱいで、派手な結婚式がいいわけでもない この人の結婚式より、と比べるものでもない。

普段のふたりよりも、 ただ、少しだけ素直に、気持ちを言葉にする日。


ふたりにとっての大切な人に、自分たちを表現する日。


私たちはこうやって生きていくから、これからもみんな見守っていてね。
そう伝える日。

私は結婚式が 自分たちの“等身大”を教えてくれるのかなと思っています。

この一年を経て、 結婚式がくれる大きな、大切なものに、たくさん気付かされました。
ただ、これは私が感じたことで、「結婚式」に答えも決まりもありません。

結婚式がやりたい人も 違和感を感じる人も、
どんな人にも、 大切な人と迎えた大切な日に、 目の前の人にたくさんの愛を伝えられる、

そんな日のための、 お手伝いができれば嬉しいです。


WEDDING LAPPLE 西山ののか

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