- 2020.03.14
- 2021.12.13
- その他
1.5次会パーティを考えているあなたへ
ここ2、3年の間に、「1.5次会」というジャンルのパーティをよく聞くようになりました。
披露宴までしっかりしたくないけど、2次会ほどカジュアルすぎにもしたくない。
そんな中間の言葉で1.5次会という表現をされ始めましたが、そもそも1.5次会パーティとはどのようなものなのでしょうか?
1.最近よく聞く1.5次会とは
誰でも自由に結婚式を挙げられる時代の今、どのような選択を選ぶかもそれぞれの新郎新婦によって様々です。
一般的な挙式披露宴、海外挙式、フォトウェディングなど、どこでどのようなゲストとどのようなスタイルで挙げるのかは多様化しております。
そんな中、ここ2、3年の間によく耳にするようになった、1.5次会について説明いたします。
・明確な定義はない
まずは、1.5次会と呼ばれるパーティの定義というものはございません。
イメージでは、披露宴と2次会の中間ということでしょうか。
招待するゲストも、友人だけの場合もあれば親族も参加されるケースもあります。
結婚式が誰でも挙げられる時代になり、ブライダル業界でも様々なスタイルの式場が誕生しました。
ホテル、神社、専門式場、レストラン、ゲストハウスなど、お客様の要望に合わせて色んな変化を遂げて来たと思います。
しかしながら、いざ披露宴と言われるパーティの内容で見るとどうでしょうか。
親御様が結婚式を挙げた30年前ほどとみても、あまり変わっていないのが現状です。
その結果、いつも通りの結婚式の流れというものが定着し、ゲストとして参列していた方がいざ自身の結婚式を考えた時に、今までのような内容であれば挙げなくてもいいかなという考えも増えたように感じます。
その中で、結婚式のようなカチッとした雰囲気では挙げたくないけど何もしなくていいのか。
友人だけの2次会のようなパーティだけでもいいけど、少しカジュアルすぎないか。
など、挙げたくない訳ではないけど、どのような形式だったら魅力的に感じるのかと模索する新郎新婦が増えました。
その結果、親族にはしっかりと挙式と披露宴を行い、友人にはアットホームにお披露目パーティを行うという1.5次会パーティのスタイルが誕生しました。
2.披露宴との違い
それでは、具体的に何が今までの結婚式とは違うのでしょうか。
内容ごとに説明していきたいと思います。
・会費制が主流
一般的な結婚式ではゲストはご祝儀を包んで来ます。
友人であれば3万円、上司・親族であれば5〜10万円の金額が相場と言われています。
このご祝儀によって、新郎新婦は結婚式の予算の負担を軽減することができ、ゲストへのおもてなしとして料理や引出物でお返しをします。
一方、1.5次会では会費制を取ることがほとんどです。
その場合の相場は、1〜2万円の中で設定することが多いです。
ゲストの負担は結婚式よりも低くなるため、招待することのハードルは下がります。
しかし、負担が少ないからといって、金額相応の料理内容や過ごす時間の充実も手を抜いてはいけません。
あくまでも、大切なゲストを招待しているという気持ちを忘れてはいけないのです。
・料理提供
一般的な結婚式ではコース料理が主流なのに比べて、1.5次会では様々なスタイルがあります。
ここでは、コース料理と様々なビュッフェのメリット・デメリットを考えてみました。
【コース料理】・・・前菜からデザートまで決められた内容を着席で召し上がっていただくスタイル。
・メリット
一般的な結婚式のスタイルと同様で、職場の上司や、親族も招待する場合はしっかりとおもてなしすることができます。
・デメリット
ビュッフェに対して料金設定が高額になるため、新郎新婦の負担金額は増えることになります。
【着席ビュッフェ】・・・ゲストの席が決まっているが、ビュッフェコーナーにご自身で料理を取りに行くスタイル。
・メリット
席に座れなくて疲れてしまうという心配はいりません。結婚式の席次と同じです。
・デメリット
席が決まっているので、多くの方と交流するということには向いていません。
【大皿ビュッフェ】・・・ゲストの席が決まっていて、そのテーブルにビュッフェ料理が運ばれてくるスタイル。
・メリット
取りに行くビュッフェと違い、均等に料理を食べることができます。取りに行くのが遅かったばかりに料理がなくなるということはなく、ゲストの満足度も一定に保つことができます。
・デメリット
好きな量を食べたいという方には、自身で選択することができません。
【立食ビュッフェ】・・・決まった席がなく、自由に会場内でビュッフェを楽しむスタイル。
・メリット
決まった人だけではなく、自由に動けることで会話できる人の数も増えます。
・デメリット
席が確保できないと立ちっぱなしという状況にもなります。
・招待するゲスト
1.5次会というパーティが広がり始めた当初は、親族と海外挙式・リゾート挙式を挙げられて、友人を帰国してからのパーティで招待することが主流でした。
しかし、最近では予算面からあえて1.5次会形式として、会費制のパーティを行うということも増えてきています。
そのため、すでに挙式を海外や神社で済ませている場合は友人を中心に招待しますが、親族と職場も招待して1.5次回では人前式セレモニーを行うケースもあります。
どのような理由で1.5次会を選んだかによって、招待するゲストも変わってきます。
・主催者は新郎新婦
1.5次会の主催者は新郎新婦です。そのため、結婚式場や飲食店、フリースペースなどに問い合わせて準備を進めていきます。これは結婚式の場合も同様で、2次会の場合は友人や2次会代行会社が主催者となります。
パーティを開催する1年前くらいから場所選びが始まります。この時に、会場主体で選ぶのか、プランナー主体で選ぶのかにもよって叶えられる内容が変わってきます。
3.こんな方にオススメ
披露宴と1.5次会の違いが分かってきたところで、1.5次会にオススメの方を紹介していきます。
・海外挙式をされる方
1.5次会という言葉が出始めた当初は、海外やリゾート地で挙式をされてお披露目パーティを開催するという意味合いが強かったです。
そのため、挙式は親族中心で1.5次会は友人中心でという場合にはオススメです。
・家族と友人と分けておもてなしをしたい方
海外挙式に限らずに、親族とは少人数で挙式と会食を行い、友人や職場の方を招待して1.5次会パーティを行うことが最近では増えています。
それぞれのゲストに合わせた過ごし方を尊重したい方にはオススメです。
・かしこまりたくない方
今まで経験してきた披露宴への違和感を感じている方もいるのではないでしょうか。
それは、形式張った感じが嫌であったり、どれも同じような内容に感じるからでしょう。そういう方には、会場選びから一般的な結婚式場を選ぶのではなく、おふたりの想いを表現できる場所がオススメです。
例えば、音楽が好きな方であれば演奏が十分にできるスペースや、お酒が好きな方には野外スペースなども選択肢になるのではないでしょうか。
4.準備方法は?
それでは、1.5次会を迎えるまでの準備について説明いたします。
・会場選び
まずは会場選びからと考える方が多いと思います。ネットで検索すればすぐに希望される地域での会場がピックアップされます。一般的な結婚式やホテル、レストランでは1.5次会プランも存在します。しかし、ゲストハウスなどの貸切会場では人数や予算によって受付ができない場合もあるので事前に確認が必要です。
もしくは、直接会場に問い合わせするのではなく、フリーのウェディングプランナーに相談するということも可能です。おふたりのゲスト人数や、どのようなパーティにしたいかを伺った上で、適切な会場を提案していただけます。
・ゲストのリストアップ
会場選びの際にもある程度のイメージが固まっているかと思いますが、場所が決まればそこからゲストにお声がけをしていきます。一般的には招待状を送るのは当日の3ヶ月前となりますので、それまでには決めておかないといけません。
・衣装選び
特に新婦にとっては憧れるのがウェディングドレスではないでしょうか。
1.5次会の場合は、ドレス1着で過ごすという方が多いですが、中にはお色直しをされる方もいます。
どのような時間を過ごしたいかにもよって、着る衣装の数は変わってきます。
・招待状
結婚式では招待状を送るのが一般的ですが、1.5次会ではメールやラインで開催のご案内を送ることもあります。
招待するゲストが全員友人であれば、コストをかけずに参加者の確認を取ることができます。
・引出物
1.5次会をご祝儀制で行う場合には引出物が必要です。
一般的には、記念品・名披露目・引菓子の3品を用意することが多いでが、東京や大阪の大都市圏では2品が主流で、地方になると5品という考えもあります。
会費制の場合でも、お見送り次に渡すプチギフトというものを用意することが多いです。
・席次表
着席スタイルか立食スタイルの2パターンあります。着席の場合でもテーブル内での席を決めずに、テーブルだけ決めて自由に着席していただく形式もあります。その場合は、テーブルナンバーという表記だけゲストに分かるように用意する必要がありますが、肩書きが入った席次表までではありません。
5.主な進行内容
まず忘れてはいけないのが、1.5次会を挙げようと思った理由です。
それぞれの新郎新婦によって、1.5次会を選んだ背景は違います。なぜこの形式のパーティを選んだのか、ゲストは誰なのか、どんな気持ちになってほしいのかなど、挙げる目的を伝える内容を考えなくてはいけません。
そのため、一緒に打ち合わせをしてくウェディングプランナーの存在は重要ですね。
ここでは主な進行内容をお伝えします。
・オープニングと締めの挨拶
最初と最後には新郎もしくは新郎新婦からゲストへの挨拶があります。
オープニングでは、1.5次会のコンセプトや目的を伝えるといいでしょう。パーティのラストにはお礼の挨拶もあるのでゲストへの感謝の気持ちもお伝えしましょう。
・映像を活用する
例えば、海外挙式を済ませている場合には、パーティが始まる前のオープニング映像として挙式の様子を見ていただくことで思い出を共有することができます。
・思い出を残せる時間
テーブルの席が決まっている場合には、テーブルごとでの写真撮影もオススメです。
テーブルごとでの会話もできて、思い出の写真を残していくことができます。
余興やスピーチを依頼せずに、ゲストと過ごす時間を充実させることを考えるのはいかがでしょうか。
・誓いのセレモニー
海外挙式や、親族だけで神前式を挙げられている場合でも、1.5次会の中で誓いのセレモニーを行いませんか。
一般的な結婚式では、挙式がしてから披露宴となりますが、タイミングは最初でなくてもいいと思います。
パーティの中盤の盛り上がる場面でみんなに囲まれながらや、食事後の時間でも可能です。
ゲストとの距離感も近づいて、全員の一体感を創りやすいのは意外と最初ではなく最後なのかもしれません。
固定概念にとらわれずに考えることで、おふたりのオリジナリティが生まれます。
6.オススメ会場
それでは具体的にオススメしたい会場もご紹介いたします。
・サンセットウォーカーヒル(常滑市)
常滑市に2018年にオープンしたばかりで、ミシュランに並ぶレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」の2020年版に掲載されるほど、料理だけではなくサービスでも注目されている会場です。また、自家栽培のブドウを用いた自家製ワインが楽しめる国内でも貴重なレストランです。
場所は小高い丘の上にあるので、中部国際空港から離発着する飛行機を見ることができたり、夕暮れ時には伊勢湾に沈む夕日を背景にガーデンパーティを過ごすこともできます。
アウトドアウェディングに興味がある方、海外挙式後のアフターパーティに、料理とドリンクにこだわりたい方にオススメの会場です。
http://www.sunsetwalkerhill.jp/
・地中海レストラン・バルcasa(蒲郡市)
蒲郡市にあるラグーナテンボスの離れ海辺に佇むラグーナヒルエリアにてある地中海レストランです。
こちらは目の前に三河湾の海が広がっており、開放的なパーティ会場となっております。
特に、リゾート感を味わえるウッドデッキテラスがあり、こちらのスペースではセレモニーを行うことも可能。リゾート挙式の雰囲気を感じながら誓いを立ててみてはいかがでしょうか。海風にあたりながらドリンクを飲んだり、対岸のフェスティバルマーケットが幻想的に輝くナイトパーティも魅力的。
海外パーティの雰囲気を楽しみたい方や、人と違ったパーティにしたい方にオススメの会場です。
7.まとめ
1.5次会についてご紹介してきましたが、あなたにとってのウェディングスタイルの参考になりましたでしょうか。多様化している結婚式で、おふたりの想いを表現するにふさわしい会場や、スタイルを選ぶことが大事な時代になってきたと思います。
この中に当てはまるものがあれば、1.5次会を挙げることがあなたの選択肢の1つになるかもしれません。
実際の空き状況や会場見学は、私たちWedding Lappleがご案内させて頂く事も可能となっております。
Mail:info@wedding-lapple.com
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