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岐阜県で叶えたオリジナルのガーデンウェディング(挙式)をご紹介

終日外に出て行うアウトドアウェディングは勇気がいるけど、せめてガーデンが併設されているスペースで、何か外でも過ごせるような結婚式に憧れる方は多いかと思います。

使い方としましては、挙式をガーデンで行うか、もしくはデザートビュッフェなどをガーデンで行う使い方が主流であるガーデンウェディング。

 

そんなガーデンウェディングの準備を行っていくなかでも、アウトドアウェディングと同様、雨天時のスペースも検討しながら準備を並行していかないといけません。特に、挙式がガーデンの場合はチャペルが併設されている場合ですと、雨天時はそちらをご利用頂くかたちとなりますが、チャペルがない会場はパーティー会場を使用しての挙式を行う事になってきます。

 

アウトドアウェディングと同じように、晴れの日をイメージしながらもちろんおふたりと計画を立てていきますが、万が一披露宴会場で行う事になった場合でも、絶対に気持ちが伝わる挙式を創り上げる事が私たちプランナーの使命だと思いながらサポートをさせて頂いております。

 

そんなガーデンウェディングについてのご紹介に続き、ここからは実際にガーデンを使って人前式を行ったおふたりの結婚式の様子についてご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

 

1.人前式が始まる直前となるゲストから見えない時間の過ごし方

挙式が始まる直前の時間=ゲストが会場に移動をし、おふたりは控え室などで待機をしている状況が多いケースとなります。

そんな待機時間を、価値ある時間に温める為にあなただったらそんな風に過ごしてみたいですか?

 

この人前式では、新郎さまはお母さまとご一緒に入場される事を選択されました。

そしてゲストの前で伝えるのは恥ずかしいからという事で、あえて挙式が始まる前にこの日を迎えられた感謝の気持ちをひっそりとお伝えする事にしたのです。

 

近い距離感で息子さんからお手紙を読まれるなんて、心から嬉しい瞬間ですよね。

ゲストからは見えていない、静かで温かな3分間をお過ごしになり入場のスタンバイをされました。

 

 

2.新郎の入場はお母さまと

お手紙を読まれていたなんて、ゲストは全く気付いていません。

でも親子の中で心の中でお支度が整った上での入場は、きっと歩かれる時の表情や仕草でゲストにも何か感じて頂けるものがあったと思います。

 

 

3.新婦のヴェールダウンの儀式はバージンロードの中央で

そして新婦さまはご両親とご入場。

一般的には入場した先にお母さまがスタンバイされてヴェールダウンの儀式をされるケースが多いかと思いますが、あえてバージンロードの中央まで3人で歩いて頂きました。

 

そして、ゲストに近い距離で見守って頂く中、お父様より「幸せになれよ」の握手を交わし、

 

お母さまからはここでヴェールをそっと下ろして頂きました。

 

そして「大切な人の元までの残りの距離は、自分で歩いていってらっしゃい」の子育ての卒業を込めて背中をポンっと押してあげて、新郎さまの元まで歩く後ろ姿をそっと見守って頂くという、家族の絆を一つの物語るような入場方法をご提案させて頂きました。

 

 

4.ご家族と仕上げる植樹のセレモニー

「大切な家族をみんなに紹介したい」

そんな想いが、この結婚式を挙げるキーワードの一つでもあったおふたり。

そこで結婚式の中盤までは、家族に参加して頂きながら進めていくプログラムにしていきました。

 

その為入場後に「ファーストページ」といった、生まれた時の情景を司会者より物語って頂きまして、そのあとに未来の幸せを願いながら新居で飾られる「オリーブ」に両家のお姉さまより水をあげ、

 

この結婚式の参列者の中で一番の人生の大先輩ともいえるお祖母様に、土固めをして頂き、

  

この結婚式のコンセプトカラーともいえる「ネイビー」のリボンでオリーブの装飾を仕上げ完成させました。

   

ちなみにオリーブは「実」が縁起物としても言い伝えられている為、結婚式の演出として取り入れられる方がたくさんいらっしゃいますよ◎

 

5.ゲスト全員参加型のリングリレー

「家族を紹介したい」

そして

「ゲスト全員に何か参加して頂けるような結婚式にしたい」

そんな想いがキーワードとしてあがっていた為、リングリレーを行い指輪の交換を行いました。

 

リングリレーとは、会場の後方にいる方から前方の方へと指輪をリボンに通し前へ送り、指輪の交換を行うおふたりのもとまで届ける流れが一般的に行われる演出となります。

 

今回はガーデンで着席している方も立っている方もみえるという事で、リボンを使って一列に全員が並ぶ事はスペース的に難しいので、もっと簡単にアットホームに行える方法で演出を行う事になりました。

 

その前に、まずはあえてこのタイミングでヴェールアップを行いました。その理由としては、これから行うリングリレーの様子を、しっかりと目に焼き付けたいという事で、本来なら誓いのキスの前に行うこのヴェールアップをこのタイミングで行いました。

 

そして大好きな姪っ子にリングガールをお願いしました。

(ちなみに別記事でもご紹介しているのですが、このリングガールが身につけている花かんむりは新婦がウェディングデザイナーのワークショップを受けながら手作りをしたものです)

  

会場の後方までリングガールが指輪を届けましたら、一番後方の方から順に、手から手へとそのまま指輪をお渡しして頂く方法を今回はとったのです。

 

後方の方から順に送りご家族の元まで送られましたら、

   

 

親御様より指輪をお渡し頂きまして指輪の交換を行いました。

ゲスト全員が触れた指輪を、この先の人生で身につけていく。

そんな指輪でしたら、想いがたっぷりつまった大切な宝物になりますよね。

 

 

6.誓いの言葉

指輪も交わし、クライマックスは誓いの言葉を。

人前式が「伝わる」時間になるかどうかは、ふたりの想いがどう言葉で表現されて伝えられるのかも、プログラムを進めていく中で大切なポイントだと感じています。

 

この誓いの言葉を考えるに当たって、伝わる言葉までとにかく落とし込むよう向き合って綴ってくださったおふたり。

今回は「家族」がキーワードでもあったおふたりだったので、誓いの言葉の前にある想いを言葉にしていただきました。

それは、「家族から教わったこと」です。

 

” 私は家族と生活としていく中で、こんな事が当たり前の自分になれました。だからこそ、あなたとの生活の中でも家族から教わったこんな事を、この先も大切にしていきたい ”

 

そんな想いをそれぞれが伝え合う事で、ただの誓いの言葉ではなく、親孝行となる誓いの言葉にもなるのです。

 

そして、相手がどんな人生を大切に過ごしてきたのかが伝わる事で、相手の事がもっと大切に想えるようになるはずです。

 

結婚式では、あの日々とこれからを繋げる1日だからこそ、その日の表面上の感情を伝えるのではなく、真実が表に見える事によってふたりの結婚がもっと祝福したくなったり、これからの未来をそっと応援したくなる、そんな深い関係性が築ける1日であってほしい、そんな風にいつも思っています。

 

 

7.フラワーアーチの中の退場

ふたりの本物の言葉が心に伝わり、ゲスト全員から承認の拍手を頂いたあとは、フラワーアーチをつくっての退場です。

実は、新婦さまは昔お花屋さんになる事が夢だったくらい、お花が大好き。

 

特別な瞬間に大好きな人たちと大好きなお花に囲まれて、最愛の方と歩く花道。この光景は、一生この結婚式の情景として深く残る瞬間になり、ガーデン挙式は結びとなりました。

 

 

今回ご紹介させて頂きました岐阜県で実際に行われたガーデンウェディングは、5月中旬に行ったという事もあり天候にも恵まれ本当に素敵な挙式となりました。

ちなみにこれ以上遅いと、ゲストはちょっと直射日光が当たってしまうと参列が大変だったので、春の時期的にはギリギリでこれからガーデンウェディングをされる方には、時期も参考にして頂けますと幸いです◎(このプロデュースは、Wedding LappleとウェディングデザイナーチームWUURとのコラボプロデュースをさせて頂いた、オリジナルウェディングでした

 

開放感もあって素敵なお写真も残せて、ゲストとアットホームな雰囲気で過ごせるガーデンウェディングについて、是非春と秋に挙げられるご予定のお客様は選択肢の一つとしてイメージしてみてくださいね!

 

 

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