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ゲストに伝わる人前式の創り方〜誓いの言葉編〜

結婚式を挙げる方の大半は、まず「挙式」を選択される方がほとんどです。

近年では披露宴のみをご希望される方もちろんいらっしゃいますが、それでも急遽ご結婚が決まったり、ご予算の関係だったり、お客様によって背景は異なりますが「挙式」は基本的に挙げられる方が多い印象です。又、挙式はリゾート地で少人数で行い、式場やフリープランナーには披露宴だけを依頼をしたいというお問い合わせももちろんあります。つまり、どんな方でも何かしらの形で「挙式」は行っている事がほとんどだという事です。

その中で、人気継続中の挙式スタイルは人前式。今回は「人前式」をご選択される方達に、私たちが心に残る挙式の秘訣の一つとして「誓いの言葉」の創り方についてご紹介させて頂こうと思います。

 

 

そもそも人前式とは

人の前の式と書くように"ゲストの皆さまに誓う”挙式スタイルの事を意味しています。

進行が自由に決められる為オリジナリティを出したい方が選ばれる傾向です。またゲストと向き合った状態で式を進めていく為、自分たちの気持ちをゲストに伝えたい方にもオススメですし、宗教色がないのでどんな方でも挙げやすいスタイルであるという事も大きなポイントです。

 

その中で、私たちも一言で言うと人前式とはこのようなものだと考えています。

 

「結婚を決意した誓いを立てて それに対して賛同(承認)を頂く」

大切な方に向けて心を込めて「伝わる」誓いを立てられる事によって、ふたりの結婚に対して心からの「賛同」が得られると考えています。

その為、何となくサンプルを引用した誓いを宣言されても、実はオリジナルだと思って選んだ挙式が表面上だけの伝わらないものになってしまう危険性もあります。ふたりの心からの想いが伝われば難しい事をしなくても自然と賛同したくなる挙式になるはずです。

 

ここからは、実際に伝わる誓いの言葉の創り方のパターンやポイントをご紹介していきたいと思います。

 

誓いの言葉の創り方

1.おふたりで一緒に読み上げるスタイル

一般的なサンプルとしても多く取り上げられている「一つの文章をおふたりで一緒に読み上げる」スタイル。

 

よくあるサンプル例を抜粋)

本日私たちは 皆様の前で永遠の愛を誓います

これからはふたり手を取り合って 新しく仲の良い家庭を築いていく事を皆さまに宣言致します

 

 

この文章。悪くはないですが、どんなふたりにでもはめられるコメントですよね。

例えば、このスタイルで自分達らしい言葉選びをするのなら、

 

 

一つの案)

今から◯年前 私たちは◯◯で出会って、お互いこの先も一緒に過ごしていきたいと思って一緒に歩む事を決めました

僕は◯◯(新婦)さんの◯◯なところに惹かれ、◯◯◯◯◯していきたいと思ってプロポーズを決意しました

私は◯◯(新郎)さんの自分にはない◯◯なところに魅力を感じたので、◯◯◯◯なところを支えていきたいと思いプロポーズをお受けしました

それぞれの価値観をもったこんな私たちですが 皆さまにこれから未来を築いていく為に3つの誓いを立てます

1. ◯◯◯・・・・・・

2. ◯◯◯・・・・・・

3. ◯◯◯・・・・・・

この3つの約束を大切にし 相手を思いやりながら家族を築いていく事を皆さまに約束致します

 

このように、数あるサンプルの中でもそのまま写して読み上げるのではなく、どこか自分達の価値観だったり、どうして結婚を決めたのかなど、ふたりの想いのエピソードを交えたりすると誓いが伝わりやすくなるはずです。

 

誓いの言葉を一つの台紙に綴り、一緒に読み上げたい方向けのパターン例でした。

 

 

2.お互いに読み上げるスタイル

お互いに読み上げるスタイルとは、一言で言うとそれぞれが手紙を綴り向き合って読み上げる事が一般的に多いです。

全体のバランスにもよって最良のボリュームは異なってきますが、お手紙バージョンの時は便箋1枚くらいにまとめるのがお勧めです。

 

「なぜ結婚を決めたのか」

「一緒に過ごしていく中でのターニングエピソード」

「これから夫婦生活で何を大切にしていきたいのか」

お互いへの誓いだけでなく、結婚に至った想いをゲストにはもちろん、結婚式という場を借りてパートナーに改めて伝えたい方にお勧めのパターンです。

 

3.親御さんから読み上げていただくスタイル

自分達が言葉を伝えるのではなく、ご両親や家族に言葉を考えていただき、それに対して「はい、誓います」と立てるスタイルも多く見てきました。

コメント創りのポイントとしては、

「息子さんや娘さんをどんな風に育ててきたのか」

「どんな所が良い所なのか」

「結婚する上で何を大切にして生きていってほしいのか」

「相手へ託す想い」など。

コメントの前置きとして、お父様・お母様が結婚生活で大切にしてこられた事などを織り交ぜてから、娘さん・息子さんへのメッセージを伝えても素敵です*

 

 

ちなみに余談ですが、新郎新婦自身が家族と生活していく中で家族に教えてもらった事を、誓いの言葉の中に表現されていくととても親孝行となる誓いの言葉が出来上がってきますよ◎

 

誓いの言葉を読み上げる場面とは

そんな誓いの言葉を読み上げる場面に関しては、各式場のフォーマットに基づいてご提案される事がほとんどですが、入場して最初の方で読み上げる流れがスタンダードとなっています。

進行例)

入場

誓いの言葉

指輪の交換&誓いのキス

結婚証明書にサイン(立会人でゲストを前に呼んだりする事もあります)

承認の拍手

退場

 

上記が、一般的に使われる流れとなっています。

 

 

ただ個人的には、絶対に全体の進行を見て「誓いの言葉」の意味づけによっては、最後の方に持っていったりする工夫も必要だと思います。

例)

家族にエスコートして頂きながら入場

ふたりが生まれてきた時のエピソードの紹介

姪っ子にリングガールをお願いし、ゲスト全員でリングリレーを行い指輪の交換

誓いの言葉

承認の拍手(この時に自然と流れで誓いのキスをしてしまう)

退場

 

上記の進行は、前半は育ててくれた家族とのエピソードを感じてもらいながら、中盤はゲストにも式に参加して頂く場面を設け、クライマックスはふたりが未来に向けて伝えたいメッセージを贈られるといったストーリーがあり提案させて頂いた一例です。

 

誓いの言葉自体も大切ですが、誓いの言葉を伝える進行の位置も、進行にストーリーをつくりながらはめてみて下さいね。

 

創った言葉は読み方で「伝わり方」が決まってくる

最後に、創った言葉は読み方で伝わり方が実は決まってきます!(と感じています)

・スピード感

 早いかゆっくりでしたら、ゆっくりめを意識する事をお勧めします。

 

・目線

 最初に「誓いの言葉」と読み上げたり、最後に「名前や日付」を読み上げる時は、最低限ゲストの顔を見るようにする。

 どうしても文章を読み入ってしまうと下をずっと向いてしまいますが、一緒に読み上げる時はお互いが目を合わせたり、最後の一文だけは顔を上げたり、目線を上げる事を少し意識してみて下さいね。

 

・間

 早く読んでしまいがちの方は、気が付いた時で結構ですので一瞬間をおいてみてください。

 特に最初の「誓いの言葉」とタイトルを読まれる方は、文章に入る前に間をつくってあげると空気が出来上がってきます。

 スラスラ読んでしまうよりも、間がある事で緊張感を伝わり、より誓いがゲストに響きやすくなるはずですよ。

 

・深呼吸

 間なんて難しい方は、深呼吸を途中で入れてみてください。それが自然と間だったり、スピード感の調整に繋がってくるはずです。

 

実は「いい挙式」が挙げられると、自然と披露宴も良いものになっていくのです。なぜならふたりの言葉が挙式で伝わると、その分ゲストとの心の距離が近くなるからなのです。

「伝わる誓いの言葉」があるだけで、特別変わった演出を取り入れなくても、充分大切な方達に「いい結婚式だったね」って言われるはずです!

 

人前式とはどんなふたりの「誓い」をゲストに伝える時間にするのか

自分達らしく「大切な方」に「伝わる」表現方法を見つけていきましょう

 

最後に、私たちは自分たちらしさが「伝わる」という事が、一種のオリジナルウェディングだったり、コンセプトウェディングだと考えています。

だからこそ是非あなたの結婚式では、何を伝えたいのか。その想いを、挙式の誓いの言葉で取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

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