- 2019.06.06
- 2021.12.13
- その他
結婚式のアルバムは頼む?頼まなくてもいい?|結婚準備の豆知識
結婚式のアルバムを注文されるかどうか悩んでいる新郎新婦さま
データがあるならいいやという一つの理由だけで選択肢から外そうとしていませんか?
最近では結婚式のアルバムをデータ納品だけでご依頼される方が、とても多くなってきたように感じます。
アルバムをプロにお願いすると取り扱いメニューによっては、何万という金額の差も大きくお見積もりが変わってきますので、便利で素敵な写真データがあれば満足と思われるかもしれません。
今回はウェディングプランナーとして客観的に、そして私自身は何度かカメラマンにスナップ家族写真を依頼した際にデータ納品だけで完結させてしまった経験談を踏まえて、アルバムの価値について改めて立ち返り感じた事を綴らせて頂きたいと思います*
1:アルバムを注文するに当たって
そもそもアルバムの注文を考えた時に、カメラマンさんによって種類や構成方法が変わってきます。
特に種類がいくつもある場合は、おそらくお客様が価格によって選択できるように手の届く範囲のものから、少し高めのものまで設定されています。手の届く範囲のアルバムですと、だいたいページ数や構成数がシンプルだったり、紙質や表紙が変わってきます。
こだわりはもちろんあるけど、まずお客様が気軽にアルバムを頼めるように配慮されているカメラ会社に関してがこのように選択肢をもたれている印象です。
構成に関しては、1ページに1枚を載せられる事にこだわっているアルバムもあれば、1ページに色々なシーンを織り交ぜて表現される方といらっしゃいます。
ちなみにアルバム制作をするに当たって、撮影者が構成までされる場合と違う方が担当される場合とカメラマンの会社によって変わってきます。(個人でやられている場合は、ご自身でアルバム制作を考えられるケースが多いように感じます)
2:わざわざやっぱりアルバムにする価値
昔はアルバムやプリントアウトが当たり前だった時代から、現代のモニターで見て保管される写真データと何が違うのでしょうか。
①アルバムにする事で結婚式1日の情景がリアルに思い出せる
1枚1枚画面越しで見るよりも、生で自分のペースでゆっくりとめくる瞬間はきっと思い出がジワジワと蘇ってきますよね。
②みんなで楽しめる
結婚式の写真が見たいと結婚式に来れなかった方達にアルバムを見せたら、その日の様子をリアルに味わってもらえますよね。
又、結婚式に出席してくださった方達にもアルバムとして改めて見せる事によって、その日の事をリアルに思い出しまた新たに余韻に浸り会話が弾まれるという声もよく聞いています。
もちろんSNSに投稿して拡散したりできるのはデータなので、データは必須なのですが
3:データだけの注文にした時の自身の経験談
結婚してからよくプロに家族写真をお願いしている我が家。
予算は最小限に、プロにお願いできれば充分だと思って頼んでデータのみで依頼をしてきました。
写真のクオリティはもちろん満足ですが、ただ年賀状用に使えた事と、完全に携帯の中で一部の写真を一人で楽しむだけのものになってしまっています。。。
自分で作ろうと考えても、日々の忙しさで後回しに。
写真たてに飾りたいと考えているけど、それさえも後回しに。
あれ、あのデータどこにあったっけ。。。
データの納品ボリュームがたくさんあって嬉しいけど、日常で閲覧したいからシーンごとのセレクトをするのが大変。。
そんな感情を抱いて今に至っています。
ちなみに、私は自身の結婚式ではアルバムを注文しました。当たり前のように手元にありますが、これがなかったら結婚式当日の情景がもっと思い出せないものになっていたかもしれません。
アルバムが日常にあるからこそ(結婚9年でほとんど見る事も減りましたが)、いつでもあの日の感動に立ち返り、身近な方を大切に想う気持ちや、夫婦共通の大きな宝物のような1日をリアルに思い出す事ができ心が豊かになります。
自分の時間と未来への豊かさの投資だと思って、小さなものでもいいから今度は家族写真もプロにアルバムまで頼みたいなって感じています。
最近では、デジタル化・簡略化されていく事によりデータ納品でご注文をされるケースが多く見られる結婚式のお写真。
でも結果私の中で行き着いた答えとしては
「写真とはプリントアウトして見る事に価値が深まる」
という事です。
画面で1枚ずつ見るよりも、直接その日を時系列で追っかけながら見る事のできるアルバムは、結婚式その日の情景がよりリアルに思い出され温かい気持ちになれるのではないでしょうか。
アルバム制作をプロに頼めたらベストですし、ただどうしても予算が合わなかったりサンプルを見てもときめかなかったら自分で作ってしまうのも選択肢だと思います。
ここでプランナーとしての想いを伝えるのであれば、私たちウェディングプランナーはおふたりの結婚式が本当に素晴らしい時間となるよう、心を込めて本気でプランニングをしているからこそその瞬間の満足ではなく、その後の未来の幸せを掴むためのかけがえのない1日であってほしい。本気でプランニングしているからこそ、未来の日常に結婚式という1日が身近に存在してくれたら本当に嬉しいのです。
その一つの手段として「アルバムをつくる」という私が感じている価値をお伝えできればと想い、今回はこの記事を綴らせていただきました◎
結婚式でカメラマンは決まっているけどアルバムをどうしようか悩まれている方は、ご予算だけで判断せずその先の未来に結婚式という思い出が、日常にどのように寄り添っていくものになったらいいのか是非おふたりで生活を想像してみてくださいね。