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stack 伊藤千穂さんにインタビュー 「託してくれた想いに全力でお返しがしたい」

今回はヘアメイクさんであり、株式会社stackの代表でもある伊藤千穂さんにインタビューさせていただきました。

 

そばにいることで安心してもらえるように

LAPPLE「結婚式において、ヘアメイクさんの役割はすごく大きいなと日々感じています。千穂さんが考えるヘアメイクの役割はどんなところですか?」

stack 伊藤千穂さん(以下 千穂)「結婚式は、おふたりが出会って、結婚が決まって、それをみんなにお披露目する、新たな道が始まる日です。

そんな特別な日なので、普段とは少し違う自分を見せることができたり、彼や家族、友達に『可愛い!』『幸せそうだね!』そう思ってもらえる華やかさを演出してあげることが、ブライダルのヘアメイクの大前提ですね。

普通の美容師さんとの違いは、ヘアメイクだけで終わらないことです。一生に一度の晴れ舞台という誰もが緊張する場面での、メンタルケアも仕事のひとつです。花嫁さんとしての所作やサポートが必要になるシーンも多くあります。私がそばにいることで安心してもらえるように精神面でもサポートすることも自分の役割だと思っています。」

 

 

LAPPLE「リハーサルメイク後、いつも新婦さんから「当日が楽しみになりました」とご連絡をいただき、気持ちを一段階も二段階もあげてくださっているなと感じています。
リハーサルで心掛けていることはどんなところですか?」

千穂「まずは、事前にいただいたお客様の情報をしっかり自分の中に落とし込みます。2人の出会いから、どういう想いで結婚式を挙げることに至ったのかまで。どんな接客にしようかなと頭の中で想像してから、リハーサルの日を迎えるようにしています。

リハーサル当日は、初めのカウンセリングの時間をすごく大切にしています。
ドレスやヘアメイク、ブーケのイメージの話はもちろんですが、どういうお考えを持っていらっしゃるのか、この結婚式にどういう想いを持たれているのか。

ここでのコミュニケーションの深さが安心感に繋がり、リハーサルを楽しんでもらえた結果が当日も楽しみになることに繋がるのかなと思っています。」

LAPPLE「LAPPLEの花嫁さんは、千穂さんが大好きとおっしゃる方ばかりです。ヒアリングの中では、特にどんなことを意識されているんですか?」

千穂「初めの5分を特に大切にしています。初めて顔を合わせた時に、目を見て話せる方かどうか、人見知りする方かどうかをよく見るようにしています。いきなりフランクすぎてもびっくりしてしまうと思うので、少しずつ距離を縮められるようなコミュニケーションをとるようにしています。
丁寧な言い回しをしたり、友達のノリように冗談を混ぜながら接客したり、その時のお客様に合わせた接客を意識しています。」

LAPPLE「そんな時間を過ごしているから、千穂さんに安心感を持たれる方が多いんですね。
毎回お客様に違うヘアスタイルを依頼されるかと思いますが、形にしていくのはきっとすごく難しいことですよね・・・
当日までにどう形にしていくのですか?」

千穂「基本的にできないとは言わず、寄り添って形にしていきます。
依頼してくださったスタイルに対して、プロは細部までこだわってしまいたくなるのですが、そこはお客様との認識をしっかり合わせることを大切にしています。お客様はこんなニュアンス、そこまでは拘らない、というポイントがあるので、そこをヒアリングでしっかりと確認していきます。

それでも、得意なこと、苦手なことはどうしてもあるので、リハーサルで、ここをもう少しこうしたらもっと可愛くできた、当日はここに気をつけようというポイントを押さえて、当日まで練習を重ねます。」

 

できることは全部やりたい

LAPPLE「裏の努力があって、あの可愛くて素敵なヘアメイクができているんですね。
千穂さんは、ヘアメイクという枠を超えて、結婚式を一緒に作ってくれていることを毎度感じます。そこには、理念みたいなものがあるんでしょうか?」

千穂「そうですね。一番に、おふたりの結婚式の日が『楽しかった。結婚式あげてよかった。』で終わって欲しいと思っています。
ヘアメイクが100%、120%だったとしても、他が欠けてしまっていたらいい結婚式にはならないと考えていて。だからこそ、自分ができることは全部やりたいんです。
頼ってもらえるのは幸せだし、チームとして一緒に結婚式を作ることでいい結婚式に繋がるのかなと思います。」

LAPPLE「いい結婚式を作りたいという想いには、何が原動力になっているんでしょうか?」

千穂「結婚式を決めたおふたりが、この日のために努力して、沢山考えて迎えるその大切な1日を、私たちに託してくださったのだから、その想いを全力でお返ししたいんです。
あとは、私の特性ですね。結婚式が好きで、人が好き。なにより、人が笑っているのに喜びを感じる性格なので!」

LAPPLE「ヘアメイクというお仕事は千穂さんにとって天職ですね!」

千穂「それは言い切れますね。自分と同じ信念を持ったチームをもっと作っていきたいです。」


LAPPLE「千穂さんはヘアメイクさんとして現場に立ちながらも、stackという会社の代表でもありますよね。そんな強いチームの仲間がいらっしゃる中で、第一線から抜ける人も多いのではと思いますが、ちほさんが今も現場に立ち続けるのはどうしてですか?」

千穂「一番は現場が好きだからですね。
わたしのいいところはお客様を見る力だと思うので、お客様と接することで、“伊藤千穂”が活かされる感じがするんです。
ただ同時に、自分と同じ思想の仲間たちが構築された時に、その子たちをしっかりサポートできる体制を作りたいなと思っています。まだ先にはなると思いますが、縁の下の力持ちになっていきたいという目標がありますね。
提供しているもののトレンドが早く、大きく動く職業でもあります。今は、『かわいい』『おしゃれ』というお客様が求めるものが理解できていると感じますが、それがわからなくなるまで、現役でいたいです。」

 

唯一無二のプロフェッショナル集団

LAPPLE「これまで、LAPPLEと一緒に多くの結婚式をつくってきてくださいましたが、ちほさんからみたLAPPLEとはどんなチームですか?」

ちほ「唯一無二のプロフェッショナル集団ですね。
なぜ結婚式をあげるのか、なぜこの人たちを呼ぶのか、『なぜ』の部分を掘り下げて、しっかり落とし込んで結婚式を作り上げている。

ふたりも、ゲストの想いもあったかいものになって、人間がすごく出て、いい結婚式に繋がる。私たちも全力でサポートしたいと思うプロデュースチームです。」

 


 

stack 伊藤 千穂「心で繋がるヘアhair makeを」

専門学校卒業後、ヘアメイクの会社に入社。
自身のライフイベントをきっかけに独立し、ブライダルのヘアメイク会社「株式会社 stack」を立ち上げる。
また、エステサロン BANDE estheticの経営も始める。
stackは、【積み重ね】を、BANDEはドイツ語で【絆】を意味します。 【絆を積み重ねていく】という想いから。

千穂さんInstagram
stack HP

 

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