私にとって結婚式とは、特別なものでした。

ヘアメイクとして、今までたくさんの素晴らしい結婚式を見てきたので憧れや理想はもちろんありました。
しかし、黒子の立場で携わってきた自分が主役の花嫁として結婚式の舞台に立つということにいまいちピンときていませんでした。

なかなか話は進まず、迷っていた時に上司の後押しで担当プランナーのさえこさんに出会いました。
LAPPLEさんのオーダーメイドプロデュース力は本当に素晴らしく、事前のヒアリングからさまざまなことを汲み取って下さり、一つ一つ本当に些細な想いまで私達の結婚式に反映して下さいました。

当初の夫は、結婚式への想像が乏しく、おのずと準備は私が主導で進めていました。
ドレスやヘアメイク、装花、音響など試行錯誤しながらのイメージが少しずつ形になっていくのにワクワクしました。
また、準備を進めながら結婚式とは、夫婦とは、といった想いを改めて見つめ直すきっかけもできました。

印象的なシーンはいくつかありますが、私達二人にとって大切な人達が一同に集まってくれて、そんな皆さんに囲まれて過ごした時間が何よりも幸せでした。
あの光景は一生忘れないと思います。

ゲストの皆さん一人一人と言葉を交わしたり、普段なかなか感謝の気持ちを伝えきれない両親にも想いを伝える良い機会になりました。

また、ヘアメイクという仕事を皆さんに感じてほしくて、ヘアショーを行うことが出来たのも本当に嬉しかったです。
ヘアメイクという仕事を改めて誇らしく思えた瞬間でもありました。

結婚式を終えてみて思うことは、心からやって良かったということです。
結婚式ってどんなことをするのかわからない。と言っていた夫が、ファーストミートや家族対面で涙を流していたのには本当に驚きました。
夫の口から、結婚式をやって本当に良かったという言葉を聞くことが出来たのも、LAPPLEの皆さんをはじめとする
クリエイターの方々が一丸となって私達の結婚式に向き合ってくれたおかげです。

結婚式を通してこんなにも周りの方々に恵まれているのだと実感しましたし、夫婦の在り方やお互いの存在の大きさに改めて気付くことができました。
そのおかげで何気ない毎日でも、些細な思いやりや感謝の気持ちを伝え合う機会も増えました。

心に一生残り続ける結婚式を本当にありがとうございました！

photo by hiro
hair make by stack