私達にとって、山で地域のみなさんとの触れ合いが前撮りによって体現出来れば、
結婚式は家族だけ集まってフォト婚のように写真だけ残っていればいいなと思っていました。

しかし結婚式と向き合うようになってからというものの、
山間地での式から川で繋がる下流域で、これまでの人生を振り返り、
お世話になった皆さまとの思い出や、感謝の気持ちがどんどんと高まっていったのを覚えています。

プランナーさんと打ち合わせしている中で、
一部は親族と、二部は友人・知人と、大切な人たちと喜びを分かち合えるようにしようと、
ふと気がつくとたくさんの方を招待しての結婚式へと変わっていました。

「ささやかでいい」と言っていた二人はどこへやら(笑)
ゲストに喜んでもらえたらと、会場、料理、衣装、プログラムとたくさんの相談という名の無茶ぶりに
プランナー、衣装、メイク、カメラマンなどなど最強メンバーのみなさんが
とことん付き合って私たちの想いを一緒に実現してくれました。

結婚式を迎え、紋付き袴と白無垢にそれぞれ身を包み、
通りがかりのご近所さんや小学生にも祝福の声をかけていただいたり、
親族、友人・知人とはたくさん話して笑って、
あっという間でしたが一瞬一瞬がとても大切で、みんなの満面の笑みに囲まれて幸せでいっぱいでした。

終わった後は結婚式ロスになりましたが(笑)
みなさんにサポートしていただき準備期間から感動の当日まで駆け抜けてきて、
結婚式をして良かったなと心から思います。

山での前撮りから街での結婚式まで温かいつながりを感じる特別な時間でした。


photographer：安田敬亮
videographer：mitika
hair make：山倉かほ
衣装ディレクション：きものゆあん