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家族と友人への想いの伝え方 −2部制ウェディング−

2023年5月に家族中心の結婚式、2024年5月には友人中心の結婚式を挙げられたおふたり。
おふたりが選んだウェディングスタイルは “ 2部制 ”

家族親族と友人と、それぞれと過ごすスタイルで2回に分けて行われた結婚式。
なぜ2部制のスタイルを選択したのか、結婚式後に感じた変化とは。
結婚式を2回行ったことで見えた世界をお伺いしました!

大切なみんなと、それぞれの時間

LAPPLE「おふたりは、2年にわたる2部制の結婚式を選ばれましたね。どうしてこの形を選んだんですか?」

かずや「まず、お寺(実家)で結婚式を挙げたかったのは、みんなに報告がしたかったからで。これから寺を継ぐつもりでいるので、ここでやらないと、という使命感もありましたが、“お寺で結婚式“という新しい利用方法を伝えられたらいいなとも考えていました。ただ、お寺で家族や近所の方と過ごしたい時間と、友人と過ごしたい時間のイメージが違ったんですよ。お寺でやる意義は僕にとってすごく大切だけど、友達との時間も同じくらいすごく大切で。まとめてしまうと、両方との時間の密度が薄まってしまう感じがして。結果的に、それぞれと、濃い時間を過ごせたのでよかったと思っています。」

みか「私も、お寺での結婚式にはすごく大切な意味が込められていることはわかっていました。自分とかずやが、それぞれと過ごしたい時間について深く考えたからこその選択でしたね。家族にまずは報告すると言う意味でも、分けてよかったと思っています。大切な人たちのための結婚式だからこそ、2部制を選びましたね。」

住職でもある”父”への想い

かずや「ちなみに、今回の裏テーマは、“父からの素直な気持ちが聞きたい”でした。昔から、父という存在以前に、住職であるということが僕にとってはすごく大きくて。先生みたいなのが近いかもしれません。

家を継ぐと言った時も、結婚を報告した時も、「うん」という一言だけ。僕を後継ぎとしてではなく、息子としてどう思っているのかを知りたくて。あとは、僕自身、父としても住職としても尊敬しているので、自分の気持ちも素直に伝えられたらいいなと思っていました。」

LAPPLE「実際に結婚式を終えて、お父さまとの関係性はどうですか?」

かずや「格段に話しやすくなりました。でも実は、結婚式当日を迎える前の打ち合わせの時から、なんとなく、僕自身がずっと父を父親と思えていなかったのかもと気付いている部分もありました。
打ち合わせの中で、家族と一緒に過ごした時間を思い返してみると、楽しい思い出ばっかりで。あれ、優しかったかも・・・みたいに段々なっていって。だから、結婚式が終わって父が変わったってよりかは、僕の見え方が変わったんじゃないのかなとも思っています。ただ、父が優しくなったっていうのも実際あると思いますけど(笑)」

大切な人への想いが、より強く

LAPPLE「打ち合わせ期間から、すでに心情に変化があったんですね。他にも印象に残っていることはなにかありますか?」

かずや「大切な人たちとの時間を振り返ったことですかね。これまで、家族やひとりひとりとのことをわざわざ振り返ったり、考えたりしたことなんてなかったですね。色々思い出した時、それをみんなに伝えたくなったんですよ。だから、友人とのパーティの時には、ひとりずつに手紙を用意して。自分が振り返った出来事とか、感じたことを手紙で共有できたのはよかったです。男なんて普段手紙書かないから、ちょっとドキドキしたりして(笑)それぞれ違うことを書きましたけど、『じじいばばあになっても遊ぼうね』っていう言葉は一番書いた気がします。」

みか「わたしも友達ひとりひとりとの思い出が蘇ってきましたね。こんなこともあったなと振り返ったことで、結婚式当日の前には大切にしたい気持ちが高まっていました。結婚式では、『あなたのおかげで今の自分がいるんだよ』と伝えたいなと思うようになりました。」

かずや「結婚式を通して、もう一度会える関係性になりたかったんです。もう式の最中にはいつ集まる?って会話になっていて、自分たちの想いが届いた感じがして嬉しかったです。」

みか「振り返ったことで、当日も昔の話が沢山できたりして、みんなと共有できたのが嬉しかったです。」

これからに繋がる誓いの言葉

LAPPLE「当日に向けて、誓いの言葉も一緒に準備しましたね。」

かずや「お寺での式は仏前式だったので、パーティの方では、僕たちの大切な人たちに証人になってもらいたくて、心誓式を選びました。『これからも、僕らを見守っていてね』というメッセージを込めて。」

みか「かずやと同じかな。大切なみんなにも参加してもらいたかったんです。でも、誓いの言葉を考えるのはちょっと大変でしたね(笑)自分が大切にしたいことをいくつも並べて、紡いでいきました。」

かずや「僕はなんか小っ恥ずかしくて、中々書き進められなかったです(笑)ただ、誓いによって考えが変わったってより、確認作業ができたって感じで。立ち止まって、改めて確認できました。自分で言葉にしたことで、今の行動の糧にもなっていますね。」

みか「うん、そうだね。誓いがなかったら当たり前にしてしまうことも、気をつけよう、大切にしようって思わせてもらえているよね。」

僕たちはこれからも大丈夫

LAPPLE「ふたりのこれまでを振り返り、たくさん準備した結婚式。当日はどうでしたか?」

かずや「とにかく最高でした!!!みんなLAPPLEさんで挙げればいいのにって思いましたね(笑)」

みか「いい意味で、結婚式前の関係性が今もずっと続いています。これからも続くんだろうなと思えるような日でしたね。」

かずや「そうだね。これまでも、僕たちはこのままで大丈夫だろうなとなんとなく思っていたけど、それが確信に変わった日でした。」

2023.5.6 @隨嚴寺

2024.5.11 @snow peak cafe 豊田鞍ケ池

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