• お客様の声

「結婚式が、僕たちを夫婦にしてくれました。」

今回の新婦さんはウェディングのヘアメイクさん。当初、そもそも結婚式の開催自体も迷っていたおふたり。

そんな結婚式から 1 年が経ち、当時のお話を聞かせていただきました。

自分が花嫁になるということ

LAPPLE「みなみさんは普段ウェディングのヘアメイクとしてご活躍されていますが、今回は初めての花嫁側。当初は結婚式を行うかどうかも迷われていましたよね。」

みなみ「これまで何百回と結婚式は見てきましたし、今の仕事も大好きなので、結婚式の良さは分かっていました。でも、まさくんはどっちでもいいって感じだったし、お金もかかるし。絶対にやりたいみたいな熱量もなかったんですよ。そんな気持ちをちほさん*に話したら、「LAPPLEさんと一回話してみな!」って強く勧められて。それが最初のきっかけですね。
ただ、打ち合わせが始まっても、最初の方は、“自分が花嫁“っていうのが全く想像できなくて。仕事として携わっているけど、ヘアメイクは基本黒子なので。 固い雰囲気は好きじゃないっていうのもあって、最初は 1.5 次会のイメージでした。みんなでパーティができればいいなというくらいで。」

(* ちほさんはみなみさんのご上司でもあり、LAPPLE のクリエイターさんのひとり。 ちほさんのVOICE

まさはる「みなみちゃんがいう通り、僕は本当にどっちでもよくて。やりたくないとも思わないから、みなみちゃんがやりたいと思うなら、やろうって思っていました。ただ、僕もかしこまった雰囲気はさけたかったですね。」

みなみ「それで、1.5次会の方向で決めていこうとなって、レストランに下見に行きました。ゲストとの距離感もなさそうだし、雰囲気も温かくてラフにできるし、と思っていたイメージに近くて素敵だったんですけど・・・ 『なんか違うかも』って思っちゃって。目立ちたいとまでは思わないけど、特別な日は主役になりたいって。ヘアメイクとしてとかではなく、1 人の女の子として。憧れみたいなのが心の中にあったんだって気づきました(笑)」

「今回の会場を見にいかせてもらった時はイメージとピッタリだったんです。結婚式場ではあるけど、華美すぎず、ナチュラルな感じで、主役感はありながらも、私たちらしい結婚式が創れそうって思えて。まさくんも気に入っていたので、すぐ決まりましたね。」

LAPPLE「当日の自分が花嫁姿になったときのお気持ちはどうでしたか?」

みなみ「すっぴんからヘアメイクをしてもらって、ドレスを着て、『わ〜〜〜〜!』しかでてこなかったです。 実際あの姿になったら女の子は誰でも嬉しいと思いますね。金輪際ないときめきと、自分が一番可愛いと思えた瞬間でした♡(笑)」

花嫁も驚いた新郎の涙

LAPPLE「打ち合わせの時は、2 人の温度感に少し差があったイメージでした。まさはるさんはいつもアイス食べてましたよね(笑)」

まさはる「本当にこだわりがなくて。タキシードがカーキならなんでもいいよと言っていたくらい、みなみちゃんがやりたいようにしてほしいって思っていました。」

みなみLAPPLE「でも、当日泣きすぎだったよね!」

みなみ「本当に泣くのを初めて見たってくらい、普段泣かないんですよ。準備も私 1 人でやってたのに、なんの涙!?って。ファーストミートの前に、私からの手紙を読んで泣いているのが見えて、トントンってして振り返ったらさらに号泣。 わたし泣いちゃうかな〜とか思ってたのに、まさくんがあまりにも泣きすぎているから、爆笑しちゃいました(笑)」

まさはる「みなみちゃんが準備をすごく頑張ってくれていたのは見ていたし、分かっていたから、当日を迎えられた時に申し訳なさと嬉しさで涙が・・・
なんか自分が嬉しいとかより、みなみちゃんが憧れのドレス姿で立っていて、念願の結婚式の日を“みなみちゃんが”迎えられたことに感動したんだと思います。」

みなみ「ファミリーミートも爆泣きだったよね。」

まさはる「これも同じで。みなみちゃんが大好きな家族との時間を過ごせていることが嬉しくて。あとは、 自分の家族に、僕は結婚できないと思われていたから、すごく嬉しそうにしているのをみて、また涙が・・・」

みなみ「手紙にも、みなみちゃんが見たかった景色が見れてよかったねって書いてくれてたね。」

LAPPLE「まさはるさんのそんな姿を見て、どうでしたか?」

みなみ「本当にすごいびっくりしました。でも、まさくんには結婚式やってよかったって思ってもらいたかったので、感動してくれている姿が見れて、ほっとしましたね。」

大好きな仕事を見てもらう

LAPPLE「今回の結婚式の演出のひとつとして stack さん(みなみさんのご職場)ご協力のもと、お色直しショーをしましたね。わたしたちも初めての演出でしたが、実際いかがでしたか?」

みなみ「最初は本当に思いつきで。ヘアメイクの仕事って完全に裏方なので、みんな見たことないし、 やってみたいかもって軽いノリでした。 でも、いざ準備が進むと、考えることはたくさんだし、主賓でもある、自分にとって大切な人が楽しめないんじゃないかなって思い始めて。 あとは、私や私のゲストはよくても、まさくんのゲストはどうかなとも心配にもなってきて・・・
そうやってずっと迷っていたら、まさくんに絶対やりなよって言われたんですよ。」

まさはる「僕は絶対にやった方がいいと思っていたので。大好きな仕事をみんなに知ってもらえて、それをみなみちゃんにとってすごく大切な方々と一緒に創れるなんて。 やった方がいいに決まってます。」

みなみ「いつもどっちでもいいっていうのに、これだけは強く言ってくれて。 でもわたしだけ注目を浴びることは気になったので、私だけじゃなくて、まさくんもお色直しすることにして。どうしたらみんなに楽しんでもらえるかをたくさん考えました。その時間も楽しかったですね。
当日はまさくんの友達もイジりながらも楽しんでくれているのが伝わってきて、嬉しかったです。」

まさはる「結婚式の演出って派手すぎて、新郎新婦とゲストに距離感が生まれてしまうこともあると思うんですよ。でも、みなみちゃんがたくさん考えてくれたおかげで、誰も疎外感を感じない、僕たちの理想の演出ができましたね。」

みなみ「再入場の演出ってゲストから少し距離があるから、みんなの声やリアクションが遠く感じて、少しさみしいイメージがあったんですよ。この演出のおかげで、お色直しの完成の時に、ゲストに囲まれた状態で歓声をもらえたのは、シンプルにすごく嬉しくて、テンションが上がりました(笑)」

まさはるみなみ「結婚式全体において、ゲストとの距離感はすごく大切にしていました。『主役感が嫌』というよりは、みんなとの心の距離が近い状態がよかったんです。みんな自然体のまま参加してほしくて。 でもやっぱり結婚式ならではの特別感はほしかったので、このヘアショーはいいアクセントになったと思っています。」

唯一無二の結婚式

LAPPLE「ヘアメイクとしてのみなみさんのお気持ちもお聞きしたいです。LAPPLEの結婚式はどうでしたか?」

みなみ「仕事上ある程度結婚式の作り方はわかっているつもりなので、流れのパターンは想像できていました。でも、LAPPLEさんは、ひとつのシーン、ひとつの演出とっても、わたしたちの想いをのせようと考えてくださるんです。正直、こんなに考える?とびっくりしたくらいで。ひとつひとつの進行をただの1コマとして考えるのではなく、この結婚式で、わたしたちの想いがどうしたら伝わるかを考えてくれて。

あとは、仕事柄自分自身も大事にしたかったことでもありますが、LAPPLE さんのチームは団結力がすごい。目指しているものが全員同じって感じ。その中で、それぞれができることを全てやってくれる。うまく言葉にできないんですけど、その目には見えないはずの一体感が結婚式全体の雰囲気に出ていました。そのなかのひとりに入れてもらえたことは光栄でしたね。

さっきお話ししたように、会場は、憧れの気持ちから結婚式場に決めたんですけど、今思えば、レストランでもどこでもよかったと思っています。会場とかのハード面なんて関係ないと思わせてくれるチームです。
迷っていたら、あらゆる手段でぴったりのものを探してくれる。 “結婚式”にこだわっているんではなく、“どうしたらふたりが◯◯できるのか”を考えてくれる。

LAPPLE さんはわたしたちのために、唯一無二の結婚式を一緒に作ってくれました。」

誓いを考えた時間

LAPPLE「あれから1年が経ちましたね。今振り返ってみて、おふたりにとって、印象に残っていることはなんですか?」

みなみ「誓いの言葉ですね。準備期間に『相手に思いやりをもつ』って誓いの言葉に入れていたんですけど、そうしたら、みなみさんにとっての思いやりってどんなこと?って聞かれて。その思いやりで、相手にどんな気持ちになってほしいのか、そうしたら自分はどうなれるのか。 自分が考えていたことのさらに深く、先のことを考えさせてもらいました。

今までにないくらいすごく深く考えた時間でしたね。それも、誓いの言葉を書くために考えたというよりは、相手と向き合うために考えたという感じだったので、結婚式が終わった今もその言葉がずっと心に残っています 。このおかげで今の私たちの行動があると思っています。この時間をもらえることはLAPPLEさんの醍醐味ですね。」

まさはる「本当にそう、すごくいい時間だったし、必要だったよね。結婚式以降も、書いてあることがちゃんと実践できていて。あの考える時間があったから、自分が心がけようと思うことが具体的に決まっていて、ブレない感じ。ふたりのことに向き合えたあの時間は、結婚式をしてよかったと思う理由のひとつです。」

みなみ「まさくん、そこまで結婚式に乗り気ではなかったのに、終わってから『結婚式してよかったわ〜』って私よりも言ってて。友達の結婚式に参加した時も、『俺たちの結婚式がやっぱ最高だったわ〜って。』
あとは結婚式終わってから、みなみちゃんが可愛く見えてきたって言われて。今まではどうだったんだよって感じですけど(笑)」

まさはる「可愛くというか、愛おしく?なった。家族になれた感じがしたんだよね。 結婚して、入籍しても、付き合っている時とそんなに気持ちが変わらなかったんですよ。恋人の延⻑って感じ。
だから結婚式の日が区切れ目になったんですよね。 結婚式が、僕たちを夫婦にしてくれたと思っています。」

みなみ「うん。入籍日よりも、結婚式の日の方が大切な日になったよね。」

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