- 2021.01.29
- 2021.12.13
- 想い
- 家族挙式
結婚式を創る上でたいせつな気持ち
皆さまこんにちは、ウェディングラップルの東浩二です。
2021年も早いものでもうすぐで1ヶ月が経ちますね。
1月に入ってから愛知県では緊急事態宣言が出され、さらに3月まで期間が延長する可能性も出てきました。
withコロナでの結婚式は続きそうです。
そこで今回は、この先お勧めしていきたい結婚式のスタイルをご紹介いたします。
結婚式を挙げようか悩んでいる方にも、選択肢のひとつとしてぜひ参考にしてほしいです!
1、結婚式に求められるものとは
結婚式を挙げても挙げなくてもいい時代の中で、結婚式を挙げる価値とはなんのか・・・
いつも考えさせられるテーマであり、私たち結婚式を創るものが誠心誠意向き合わないといけないものだと思います!!
もちろん答えはなく、その時々や時代背景によって変わるものでもあります。
そこで、今2021年1月において私たちが結婚式を挙げることで得られる価値を2つご紹介します。
◇身近にいる方のたいせつさを感じる
今までのように自分の家族に会うことさえ自由にできなくなっている時代において、改めて家族のたいせつさを感じることが増えたように思います。
私は現在愛知県岡崎市に住んでいますが、実家が三重県で車で4時間ほどかかる場所にあります。
毎年、夏と冬には帰省していましたが、ここ1年は実家に帰れていません。
きっと同じように、自分の家族に会うのも控えているという方もいると思います。
だからこそ、結婚式を挙げる際には親御様や兄弟など家族とすごせる時間の尊さを感じることができると思います。
そして、この先も今まで当たり前のように会えていた身近にいる方のことを大事にできる時間になると思うのです!
◇これからの人生と向き合う
もうひとつは、お互いの将来のことを考えるきっかけになります。
これは、挙式を通して得られるものではないでしょうか。
挙式では、夫婦としての誓いを立てます。
この先、どんな人生を送っていきたいか。
夫婦としてあるべき姿や、目標など、挙式の誓いの言葉を考えるにあたりそのようなことと向き合うことになります!
きっと、誓いを立てる時間を設けなくて夫婦として歩んでいける方もいると思いますが、誓いを立てることでしっかりとお互い約束をして未来と向き合うことができると思うのです。
どちらも、結婚式を挙げることで向き合うことになるものだと思います。
2、お勧めの結婚式プラン
コロナ禍においてどのような結婚式のスタイルができるのか。
これから考えていく方にお勧めのプランをご紹介いたします。
①家族挙式+感謝を伝えるウェディングプラン
これまで育ててくれた家族に、感謝の気持ちを伝えたい方にお勧めです。
家族挙式とは家族中心で行う結婚式のスタイルですが、その中で大事なのは「感謝の気持ちを伝えること」です。
家族中心での結婚式=家族挙式というイメージもあると思いますが、それだけではいい結婚式だったと言えるものかというと必ずしもではないと思います。
すべてのことには意味と目的があるので、家族挙式を考えるのであれば、しっかりと感謝を伝える時間を設けたいですね。
ちなみにウェディングラップル では、少人数の挙式セットとして、マイクやスピーカーの音響器具や、食事用テーブルのイミテーションフラワー、バージンロードや挙式アーチといったグッズを持っています。
このセットを使えば、地元の思い出の公園だったり、浜辺だったり、ご自宅のお庭をセレモニースペースにしてしまったり、どんな場所でも誓いの場所として創りこむことができるのです!!
誓いを立てる場所を考えてから、その後にお気に入りの小さなフレンチレストランで余韻に浸りながら感謝を伝えたりたり、会食をしなくても挙式の中に花束贈呈のような感謝のお手紙を進行に取り入れたりという時間も創ることができます。
「感謝を伝える」と言っても、自由な発想でかたちに縛られずに考えていくことができます!!
②家族と旅行を兼ねた宿泊型ウェディングプラン
なかなか遠くに行くことは難しいかもしれませんが、近場でも家族だけで宿泊を兼ねたウェディングスタイル。
マイクロツーリズムという言葉が生まれたほど、近場に目を向けてみるという発想が大事にされていますよね。
例えば、今までは気に留めていなかった風景も、よく見てみると新しい気づきがあったりすることも。
意外と観光地の近くに住んでいる方はその場所に敢えて行かないということがあるの同じ考えかもしれません。
この機会に親御様と一緒に宿泊も兼ねて結婚式を行うことで、普段は話せていなかったことを語り合えたり、昔は当たり前と思っていた時間を尊いと感じることができると思います!
実際にウェディングラップルでは、2020年には3組のお客様が宿泊を兼ねた結婚式あるいはフォトウェディングを行いました!!
この時期でも挙げようと思った理由としては、「今のふたりの姿を見せたい人がいる」「結婚式ができるのがいつになるかわからないのでフォトウェディングをしておきたい」というような声でした。
いつでもできるものではなく、今しかできないもの。
そういう思いから家族との特別な1日をすごしたいと思うのはごく自然なことなのではないでしょうか。
③フォトウェディング+ふたりだけの心誓式プラン
結婚式を挙げる時期が決められずに悩んでいる方は、先にフォトウェディングとふたりだけの結婚セレモニーを行うという選択肢もあります。
なぜ先にフォトウェディングと結婚セレモニーが必要なのかというと、この先の人生において夫婦としての絆を深めることが必要だからです。
何もしなくても入籍届を提出して認められれば夫婦にはなれます。
しかし、お互いに約束を交わすことで、この先に訪れるかもしれない困難や大きな壁にもふたりで立ち向かうことができると思うのです。
そこで、今のふたりの姿を一生の思い出になるようにフォトウェディングとして写真に残すことと、お互いの心に誓いを立てる時間が必要だと思うのです。
たいせつな方達を一斉に集めての理想のウェディングは、もう少し先延ばしにしたとしても、互いが結婚の実感を味わう事ができていたら、これから始まる夫婦生活がより深みのある日々へと変わっていくはずです。
大きな楽しみは少し先まで温めつつ、結婚を決めた「今」のタイミングで夫婦の特別な思い出を創ります。
④二部制ウェディングプラン
結婚式は、挙式+披露宴がひとつのセットになっている事が一般的ですが、実はメリット・デメリットもあるものです。
セットにするメリットとしては、
・大切な方が一度に集まる時間はこんな機会しかなく、ふたりがそれぞれ関わってきた方達をリアルに知る事ができる(親から挨拶もできる)。
・人が集まるからこその、お祝いの雰囲気の臨場感を味わう事ができる。
逆にセットにするデメリットとしては、
・大切な人たちが集まっているはずなのに、会話がゆっくりできず終わってしまう事が多い
(とてもプランの組み立て方の工夫が重要)。
・ふたりと関わる時間が短いからこそ、”おもてなし“の質でゲストの満足度も変わる。
・様々な年齢層や関係性のゲストに配慮しながら、ひとつの時間にまとめあげていく必要がある
(あの人はこういうの楽しんでもらえそうだけど、この人は気を遣うなど、時には選択肢の中でやりたい事を妥協していく必要もある)。
実はこのように一般的とされていた結婚式の場合だと、メリットデメリットが明確に出るものだと思います。
そこで、家族や親族との時間と、友人や職場の方との時間をわける二部制という方法があります。
こうすることで、一同に集まる人数を減らすこともできますよ。
二部制の場合は、1日の中で2回結婚式を行うという考えですが、そこまで難しいことはありません。
当日の流れとしては、
家族親族との挙式
→家族親族との会食
→会食が終わったらお見送り
→友人とのパーティ
→パーティ中に誓いを立てる時間
→1日のクライマックス
といった流れがお勧めです。
完全に同じことを2回するというわけではなく、1日を通して一貫性のあるウェディングとして意味をもたらせた進行にすることがポイントです!!
例えば、当日の映像をダイジェストmovieとして、後日感謝の気持ちと共に配信することで家族や親族、職場や友人にも1日を通しての結婚式でのメッセージを感じてもらうことができます◎
3、コロナウイルス感染予防対策
このようにお勧めしたいプランはありますが、もちろん大事なのは感染予防対策もしっかりと取りながら結婚式を行うということ。
私たちも事前準備から当日においては、絶対に結婚式やフォトウェディングからクラスターを出さないようにと十分に注意を払っています。
そこで、具体的にどのような対応をしているのかをご紹介します。
◇当日を迎えるまで
まずは準備段階で行うのは、感染予防グッズを作ることです。
これはどのようなものかというと、ゲストにもお配りができるグッズを作るということです。
・取り替え用マスク
・マスクケース
・抗菌おしぼり
・アルコール消毒用ジェル
こちらを袋詰めして一人ひとりの席に置かせておただきます。
そして、その袋の中にはメッセージも添えています。
結婚式を楽しんでおすごしいただきたい気持ちと、皆さまにも感染予防のご協力をお願いしたい気持ちを込めて。
◇当日の対策
結婚式の成功は事前の準備が8割を占めると言われるほど、いかに当日を迎えるまでが大事かということがわかります。
感染予防グッズの他にも当日対応していることがあります。
まずは、会場にお越しになったときの体温計測。
もちろん私たちも当日の朝にしっかりと体調チェックを行っています。
おふたりにも、たいせつなゲストの方にもまずはじめに37.5度以上の熱がないかを計測させていただきます。
もし熱があったら参加できなくなるということも考えられますが、やはり体調が優れない場合にはご参加いただくことが難しいのです。
今まで1人も該当したことがないのは嬉しいことです。
そして、会場内に入る前にはアルコール消毒のお願いをしています。
ここで気をつけないといけないのは、アルコール消毒と言っても実はアルコールの濃度がどれくらい入っているかということが大事なのです!
実は、アルコール60%以上が含まれていないと殺菌効果がないと言われてます。
お店で売られているものでも、「アルコール除菌」などという表記をよく見かけますが、しっかりとアルコールの度数もチェックしないとせっかくやっていることが効果がない・・・なんていうことも考えられるのです!
また、十分に換気することも徹底しています。
例えば、昨年一番多く利用をさせていただいた会場の、ニンジャマンションでは会場の南側と北側の扉を開放して行いました。
雨が降ったり少し肌寒い日もありましので、その際には南側と北側の扉を閉めつつも、会場に入る入り口は常に開放した状態にしました。
家族だけの結婚式が多かったですが、人数の多い少ないに関わらず換気をして常に空気の流れを作ることが重要なのです。
食事中には、料理やドリンクを運ぶことになるので、その際にも60度以上のアルコール消毒液で除菌してから提供しています。
結婚式中はサージカルマスクスタイルで、飛沫感染を防ぐように努めています。
基本的なことですが、手洗いもとても重要です。
いそがしいからや、これくらいならいいかなということは一切許されません。
やりすぎなくらい対策をしておいて、やっと安心して結婚式を創ることができるのです。
これは、私たちプランナーだけではなく、一緒に結婚式を創るスタッフには協力をしてもらっています。
誰ひとり意識が欠けてもいけないものなのです!
4、私が結婚式と向き合う理由
この1年は今までにないほど結婚式のことを考える年となりました。
「結婚式はなぜ必要だと思うのか」
「自分にできることとは」
たくさんの新郎新婦さんが悩まれている中で、自分にできることを模索し、発信し、ときに無力さを感じながらも、やっぱり結婚式を挙げてほしいと思うのはなぜなのか・・・
結婚式をしてもしなくても、果たして本当にふたりの人生に影響はないのか・・・
たくさんの自問自答をしてもなお思うのは、やはり結婚式は夫婦になるふたりにとって必要な時間だということです。
ただ、そのかたちはさまざまで、ふたりだけの場合もあれば、家族とすごす時間であったり、写真だけであったりしていいと思うのです。
ではなぜそこまで思えるのかというと、私自身も結婚式をしてよかったという思いがあるからです。
結婚式を迎えるまでにはたくさん意見の違いもあり、ときにはケンカもして夜遅くまで話し合ったこともありました。
今までは創る側でしたが、初めて新郎新婦さんの立場で結婚式と向き合うことができました。
夫婦として同じ人生を歩んでいくことって、本当にすごいことですよね。
生まれた場所も価値観も経験も違う人と、同じ生活をしていくということ。
少し窮屈に感じることもあれば、生活リズムや価値観が違うなんてこともあるはずです。
それでもこの人と人生を歩んでいくと決めた時間があるから、いろんな壁も乗り越えてこれたと思うのです。
きっと自分自身も結婚式をしていなければ感じられなかった気持ちがあると思います。
口で言うほど簡単なことではないかもしれませんが、結婚式を挙げてよかったと思える人を増やすのが私の使命だと思っています。
どんな時代になろうと、誰かのために生きることが自分の幸せにつながる。
私はそう信じています!!
5、まとめ
初めてこのブログを見ていただいた方には少し硬いイメージを持たれたかもしれませんが、2021年1月29日の私の気持ちを綴りました。
先が見えないことをやってくのは不安で、何か目に見えるものを得たいと思うのが人の気持ちだと思います。
この先もコロナ禍での結婚式は続きます。
しかし、これをアンラッキーなことではなく、今だからできた結婚式のスタイルだったねと言ってもらえるように。
あのとき結婚式をしてよかったねと心から感じてもらえるように。
そのためにできることを、私は全力でサポートいたします!!
その時代に合わせた結婚式のスタイルが生まれ続ける限り、夫婦として人生を歩んでいく人がいる限り、私は結婚式の持つ可能性を伝え続けていきます!
必ずこの時間があってよかったと思える人生にするために!!
ウェディングラップル 東浩二
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