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2022.08.25
  • パートナー紹介

花の力で特別な日に輝きを | 究極の自然体を表現するepanouirの原点

「情景が一生心に残る結婚式」を共に創り上げている仲間たちを紹介していく新企画。

新郎新婦との打ち合わせを重ねていくのは私たちプランナーがメインですが、その準備期間の裏側にはクリエイター達の知られていない出来事がたくさんあるのです。

 

結婚式って決して安いお買い物ではないですよね。でもきっと人がお金を出して選んでいきたいものって安ければいいというわけでもなく、納得感だと思っているのです。

 

商品力

想い

ハレの日を創り上げる為のプロセス

 

私たちは、目には見えないその意味価値を知ってもらった上で当日を迎えたら、もっともっと自分たちの結婚式が特別に感じられるのではないかと。。。

(クリエイター達は汗水流しながら向き合っている姿を、表には見せようとしないので)

そんな結婚を控えるおふたりに、この人達と創る結婚式が楽しみになってもらえるようスタートしました!

(初めての記事はこちらからどうぞ)

 

 

第2回目は、フラワーショップのepanouir -エパヌウィール-さん。

名古屋市植田に、販売用のショップとアトリエを構えています。

エパヌウィールとは「熟成」という意味。

物事がいいように進み変化する、成長するという想いを込めてつけられました。

また、フランス語で「花を咲かせる」という意味もあります。

 

今や、私たちのウェディングコーディネートでは欠かすことのできない存在です。

今回は、代表でありフローリストの伊藤さんにお話を伺いました。

 

 

1. フローリストのご紹介

初めてお会いしたときから、柔らかな雰囲気と人柄がにじみ出るような安心感があった伊藤さん。

まさにお花を扱う人にふさわしい、優しいオーラを醸し出しているルーツを探りました。

 

◇今に至る道のり

出身は秋田県南秋田郡。海と湖に囲まれた自然豊かな村でお生まれになりました。

海と湖がある風景。それはまさに、ヨーロッパの田舎街を彷彿とさせる風景です。

この環境で生まれ育ったのが、今の創作活動にも大きく影響を与えていることを後ほど知ります。

実家は花農家ということで、いつも身近に花がある環境でした。

 

19歳の頃に、関東で造園業とフローリストの仕事に就き、東京の有名ホテルでも2年ほど勤めディスプレイやデザインを学んだのちに2008年に独立。

そして、その年の11月1日に現在のショップの場所に、エパヌウィールをオープン。

当初は夫婦で経営をしていましたが、2015年にはスタッフも増え、ワークショップを開催すると満席になるように。

 

ウェディングの仕事は、2012年頃からブーケを注文されることが増えてきたとのこと。

当時はブログやFacebookに自分の好みの作品を創って載せていたところ、反響があったようです。

今では結婚式場などで結婚式をされる方からお持ち込みの依頼があったり、私たちも愛知県内に限らず現場のコーディネートをお願いしています。

 

 

2. ウェディングフラワーの特徴

一般の販売も行いながら、ウェディングの制作も行なっているエパヌウィールさん。

新郎新婦のテーブルや周辺に飾るメイン装飾から、ゲストのテーブルに飾る装飾。

花嫁の美しさを引き立てるブーケに、結婚式のコンセプトを表現した制作や、空間コーディネートと、会場内の雰囲気を創り出しているのは装飾の力が大きく影響しています。

 

それでは、どのような想いや考えでお客様のイメージを形にしているのか。

伊藤さんの頭の中を覗いていきます。

 

◇デザインのこだわり

制作するにあたって大事にしていることは、植物そのものの、しなやかさ、動き、うねり、瑞々しさを活かすこと。

植物が本来持っている、「生命力のあるデザイン」を大切にしています。

形を矯正することもできますが、あえて形そのものを生かしたデザインを心がけているようです。

究極的には、花瓶にそのまま生けても美しく華やかな仕上がりになること。

ナチュラルという言葉だけではなく、あくまでも植物を自然体のまま使うことを大事にしています。

 

その原点となっているのは、心の中にある故郷の自然の風景でした。

いつか見た自然の再現と、イメージの再構築がデザインの根源だとおっしゃります。

例えば、夏場であれば原色の世界観。

緑の色が濃く、植物か生き生きとしている様子が描かれます。

 

幼少時代からお花に囲まれた環境で、自然豊かな場所で育ったことで磨かれた感性だと感じました。

 

 

◇当日を迎えるまでのこだわり

多くの結婚式が週末に行われますが、その当日に向けてのお花はその週の金曜日に制作に入ります。

そして、結婚式当日に一番いい状態にするために私たちが普段は知ることのない努力と工夫がありました。

 

例えば、結婚式でよく使われるバラは、蕾のものを仕入れて葉を切るところから始まります。

バラは葉を落とすことで蕾から咲きやすくなる性質を考えて、制作にあたります。

また、こぶしほどのサイズでお花の印象も強く残りやすい芍薬の花は、咲かせるタイミングが難しく水曜日から作業に入ります。

気温や湿度、天候によっても蕾が開くスピードが変わるため、1日の中でも陽当たりの場所を変えたり、室温を変えたりしているのです。

 

春の時期には使い方も多い桜も、花用の接着剤を使って仕上げることもできるのですが、あくまでも自然にこだわりたい。

ときに難しい要望の場合は、無理にできないことを受けるのではなく、きちんとその説明を行ってくれるからこそ、お客様も安心して任せていただいているように感じます。

 

 

3. 1日のスケジュール

それでは、エパヌウィールさんの命とも言えるお花はどのように仕入れられているのでしょうか。

今回は、私も市場での買い付けに同行させていただき、肌でそのこだわりを感じてきました。

 

◇市場での仕入れ

お花屋さんの朝は早いというイメージはありましたが、実際には市場は4時から開いています。

そのため、週3回ほどは3時頃に起床して仕事が始まります。

 

私が同行させていただいた日は、4時30分頃に市場に到着したのですが、初めて見る光景に驚きました。

こんな場所で、こんなにもお花が販売されているとは。

もちろんそのはず、早朝しか開いていない市場は普段はまったく見る機会がありません。

 

この日は、週末に向けての準備のため、必ず必要な花材は予約していました。

予約すると言っても、市場の方にお願いして、日本中の農家さんに聞いてもらって指定日に仕入れてもらえるように手配しているのです。

これには、農家さん、卸業者さん、運搬される方など、たくさんの人に動いてもらって成り立っています。

 

今回は、残りの花材はその場で選んでいくので、いいものがなくなる前に買い付けなくてはいけませんでした。

たくさんのお店が並ぶ市場。

同じようなお花もありますが、購入する際に見ているのは、生命力、鮮度、葉っぱの張り、色味など。

細部に渡って瞬時に見極める必要があります。

 

 

全て予約して仕入れることもできるのかもしれませんが、やはりそこはその日の一番いいものを選んでアレンジすることを大事にしているからこその考え。

イメージしているデッサンを片手に、次から次へとお店を回り、イメージに合う花材を探していきます。

普段は優しい人柄の伊藤さんですが、この瞬間ばかりはプロとして声をかけてはいけないと感じるほど、まさに勝負の世界に来ていると実感しました。

 

休む間もなく市場を駆け巡り、2時間ほどで用意したい花材が揃いました。

頭の中でデザインを思い浮かべながら、手に取り鮮度を見極めながら次から次へと判断していく姿はまさにプロの背中でした。

 

 

◇お花の下処理

その後は、9時頃から仕入れてきたお花の下処理です。

植物の種類によって、切る、削ぐ、叩くなど、その方法は異なります。

その下処理を丁寧にすることで、鮮度が保たれ結婚式当日に向けていい状態が保たれることになるのです。

 

ショップのオープンが10時ですが、その日に仕入れてきたお花が店頭に並びきるのはお昼頃。

お昼休憩を挟んで、週末の結婚式の制作や、ワークショップ、注文されていたお花の納品など日により作業は異なりますが、慌ただしく1日がすぎていきます。

 

 

4. ウェディングフラワーの価値

結婚式場で勤めていたときにお客様から、結婚式のお花って市販のお花と比べて高いですよねと言われたことがありました。

その当時も、必死でお花の価値を伝えていましたが、今回仕入れにも同行して改めてエパヌウィールさんの価値を感じることができました。

 

◇市販の花との違い

そもそも、一般的にお花屋さんで売られているお花と、ウェディングで使用するお花の品質は違います。

大きく分けると3等級あり、秀・優・良で評価されます。

市販で購入するお花の多くは良で、価格もお手頃で長持ちするために育てられたものではありません。

しかし、結婚式で使用するお花はというと、長持ちしなければいけません。

なぜなら、早ければ5日前からでも結婚式当日に一番いい状態にするために整えていかないといけないからです。

すぐに使って、すぐに枯れてしまってもいい用途であれば良の花でもいいのかもしれませんが、特別な1日を彩るコーディネートとしては、その場でも自宅に持ち帰ってからも鮮度が保たれてないといけません。

そのため、同じ種類のお花でも価格が3倍以上違うというものも。

お花を仕入れてから現状維持できるのは2週間ほどのようです。

よく、お花にお水をあげるときに話しかけると成長すると言いますが、実際に愛情を注いで接することで品質が伸びるということはあるとおっしゃっていました。

 

 

◇不確定要素を楽しんでほしい

お花の仕入れは、事前注文したものと、その日の仕入れ状況により鮮度や状態のいいものを選んで最終的にデザインしています。

そのため、打ち合わせでもすべてのお花の種類を指定されない方が、より良いデザインになることを知りました。

ここは、フローリスト、お花屋さんによっても考えが異なるところだと思います。

大量生産の場合は、事前に細かくお花の種類も指定した方がコスト的にも抑えることができる場合もあります。

ただ、本当に鮮度のいいものや、この花材を加えた方がいい仕上がりになるというものが生まれなくなるのではと感じました。

エパヌウィールさんは、ウェディングコーディネートは1日1組と決まっていて、植物そのものの動きを生かしたアレンジが得意だからこそ、よりよくなると思ったものを仕入れて仕上げているのです。

 

これには、アレンジ力、デザイン性、判断力、経験など、さまざまなスキルがないとできません。

伊藤さんはこれらの要素を兼ね備え、仕入れから制作まで行うからこそ、実現できるのが魅力なのです。

 

 

◇お客様の想像を超えたい

余白を残したデザインだからこそ、当日にお客様がブーケや、会場コーディネートを見た瞬間に、想像を超える感動を与えたいとおっしゃっていました。

当日の仕上げは事前に8割ほどは完成させておきながら、残りは現場で行います。

 

これは、実際に空間コーディネートを客観的に見ながら、細部にまでこだわるためです。

また、ブーケ制作も平均3、4回は作り直しをするようです。

持って見て、置いて、引いて見て、上から見て・・・ベストな状態にするために、これだけの時間を要しているのを知った時に、価格以上の価値を心から感じることができました。

お客様にお持ちいただくウェディングブーケを束ねるには、最低5年は経験が必要だと伺いました。

見た目だけではなく、写真に写ったときにいかに美しく残せるかが大事なのですと。

 

これほどまでにお客様のために尽くせるのは、お客様との打ち合わせ、仕入れ、制作と1人のフローリストが行なっているからだと知り、こんなフローリストにハレの日を手掛けてもらえたら絶対に幸せを味わえる時間になると改めて感じる機会となりました。

 

 

5. アトリエ詳細

◇アトリエ情報

【住所】

愛知県名古屋市天白区井口1-604メゾンクロード1F

※駐車場は「名城パーキング井口」「アイベック井口第一」「アイベック井口第二」をご利用ください。

2,200円以上のお買い物のお客様へ駐車サービス券をお渡ししております。

 

【営業時間】

10:00~18:00

定休日:毎週日曜日

 

【電話番号】

052−846−2834

 

 

◇まとめ

結婚式でお花を頼むということ。それは、おふたりが温めてきた結婚式で伝えたい想いを届ける手段だと思っています。

お花から宿る力を借りて、大切な人に向けて普段伝えられない想いを伝えていく時間。時に、それは勇気がいることかもしれませんが、ドレスを着て、美しく束ねられたブーケを手に持って、その日のために準備をされた会場だからこそ、想いを届ける後押しとなっていきます。

だからこそお花のある結婚式は、特別な時間としてずっと心に残る思い出と繋がっていくのです。

 

エパヌウィールさんの場合、事前の打ち合わせからお花の仕入れ、事前の制作と当日のコーディネートまで一貫して代表の伊藤さんが行なっています。

妥協なきプロ意識に一人の職人として憧れ、仕入れられた一輪一輪の花の輝き方にオーラを感じるからこそ、大切なお客様を安心して、いえ想像以上の喜びを味わってもらいたいと思ってご紹介しているたいせつなクリエイターであり仲間です。

 

又ショップがあることで、結婚式後は記念日や日常の中で気軽にお店で相談できるのも嬉しいポイントです。

結婚式の中で目に止まったキーフラワーを大切に、毎年記念日には花瓶に飾ってみるなど生活の中に入れていくことで暮らしを自分たちらしく楽しいものにしていったり。

お花に触れる事がないおふたりにも、結婚式を通してお花屋さんに行く事が身近にできるかもしれません。

 

自然体を表現する事が得意なepanouir 代表の伊藤さんとの出会いは、ただ結婚式を華やかにするためだけのご縁ではなく、未来も繋がっていたくなる。そんな結婚式後を想像しながら綴らせていただきました。

これからも共に心が動く結婚式を共に創っていきましょうね。

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