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花嫁を最高に美しく輝かせるドレスショップQazari

私たちは結婚式を創りあげる上で、たくさんの仲間の力がかけ合わさって一つの形となっていきます。

結婚式を結ぶたびに心の底から感じるのは、この結婚式には誰ひとり欠けていても成り立たなかったということ。

だからこそ、それぞれクリエイターのスキルを最大限活かす現場作りを目指して日々奮闘しているチームLAPPLEです。

そんな私たちが「情景が一生心に残る結婚式」に向けて、共創している仲間たちを紹介していく新企画。

いい結婚式の形を日々追求するLAPPLEの視点から見た、誇れる仲間の商品力や作り手の想いが伝わる内容をお届けしていきます。

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記念すべき第1回目は、ドレスショップのQazari(カザリ)さん。

緑に囲まれた久屋大通り沿いに、アトリエを併設したショップがあります。

1.ドレスデザイナー  ヤング絵梨さんのご紹介

◇今に至る道のり

高校生の頃、ヴィンテージファッションや古いフランス映画の世界に夢中になり、短大に入ってからは古着屋さんに入り浸る日々を送っていた学生時代。

将来やりたいことを考えたところ、ファッションのクリエイティブな仕事に就きたいと思い名古屋ファッション専門学校へ進学をし、3年間の課程を終え名古屋のアパレルメーカーにデザイナーとして就職。

(当時、休暇では一人旅をするのが好きで、パリに行った時にヴィンテージのレースやジュエリーの美しく繊細で、妥協のないデザインに衝撃を受けた事がその後の人生に繋がっていく)

そんな日々を送りながら、2012年にイギリス人の旦那さまとご結婚された際、ウェディングドレスの選択肢のなさを知ることになった事がこの道を目指すきっかけに。

自分の好きな世界とはかけ離れた型にはまったドレスは、絵梨さんにとってはコスプレにしかみえず、結局フランスのリバーレースを自ら仕入れ、デザインされたことが初めてのドレス制作となったそうです。

そんな経験を通して、2014年にイギリス〜ベルギー〜フランスと買付け旅行とウェディングドレスを製作し、お店の内装準備を行いオーダーメイドのウェディングドレスショップQazariをオープン。

その後、2018年にオリジナルドレスのレンタルをスタート。

ヨーロッパのラグシュアリーレースや、アンティークレースを使った一点物のドレスを製作されています。

2. ブランドを立ち上げた背景にあるもの

ご自身の結婚経験を原動力にドレスショップオープンまで至りましたが、その背景には、もっと

「結婚式という特別な日の価値を上げたい」

という想いがありました。

◇結婚式にふさわしいものを

結婚式は「いいものを知る機会」だと言います。

普段は目にしないものや、手に取れないものに触れられる機会。

いいものを身に纏ったり使うことで、心が豊かになり、感性を磨くことにもつながるもの。

ただ、今の日本で懸念されるのは、いいものを長く使う文化ではなく、安いものを取っ替え引っ替え使うような思想が進んでいるのではないか。絵梨さんは、そう課題を感じていらっしゃいました。

“いいもの”と”贅沢”は違い、結婚式は夫婦としてはじまる未来を豊かにする大きな感動体験の場であるということ。ふたりで生きていく人生をこれから楽しむ為にも、いいものの価値に触れる機会であってほしいと強く考えられています。

◇ドレスとの向き合い方

また、一生に一度のドレス選びがどれだけ大事なことかを、花嫁さまだけでなく、同じくドレスを扱う方々にも知ってほしい。

時間内で決められた着数のドレスを着てその中から選ぶという決め方や、値引きでのお得感で選ばせることが本当に花嫁さまのためになっているのか。

もしかしたら、そのような結婚準備の進め方が、夢や憧れを抱く花嫁や今の結婚式を減らしてしまっている要因になっているのではないか。

業界全体へそんな疑問も感じていました。

おっしゃる通りで、おふたりにとって結婚式準備は初めての経験です。

それぞれの花嫁さまに合わせて適切なアドバイスをすることが、結婚式を扱うプロとしてはとても必要なこと。

一般的なやり方をどのお客様にも当てはめてはいけないのです。

だからこそQazariさんでは、自分の意思で着たいドレスを選んでいただけるようにしたいと考えていました。

ドレス選びに当たり前はなく、時間が許す方であれば、着る着数も決めずに心から納得できるドレスを決めてほしい。

実際に、1回の来店で10着ほど着る方もいるようです。

お客様もスタッフも体力を使いますが、満足度が高く、最終的に気にいるドレスに出会った花嫁さんはとても生き生きとした表情をされているのが、実際の花嫁さまの姿を拝見することで私たちにも伝わってきます。

3. 手がけるドレスの特徴や強み

それでは、どのようなドレスやアクセサリーを扱っているのか。

何が特徴でどのような想いから作られているのか詳しくご紹介していきます。

◇こだわっていること

ウェディングドレスを作る上で絶対に妥協しないのは、”体のシルエット”が綺麗に見えること。

モデルさんのような体型の方より、コンプレックスがある花嫁さまから『どうしてQazariさんのドレスを着るとこんなに綺麗に見えるんですか?』と言われることが多いようです。

何百人も仮縫いやフィッティングをしてきた経験から、どういうカッティング、胸の位置、ウエストの位置、肩幅、ヒップのフィット感が綺麗に見せてくれるか、日々考えつつ更新しています。

まさに、イレギュラーサイズのブランドのデザイナーをしていた時に常に向き合い続けてきた

「どうしたらより細く見える?」

「足が長く見える?」

「肩が華奢に見える?」

この時必死で磨いてきた感性とスキルが活かされていたのでした。

そこに加えて、繊細な物、人の手がかかった物、古い物、上質な物が好きだからこそ、ヨーロッパの色彩や、フランスのアンティークの似合う物、少しくすんだジュエリーで、あくまで自然体なものを提供したい。

Qazariのドレスやアクセサリーは、そんな独自の世界観の元に息づいています。

インポートのようなヴィンテージのような雰囲気を持つけれど、日本人女性の体にぴったりの美しく洗練されたシルエットは妥協のない審美眼から常に保たれています。

◇ドレスがもたらす価値

そして、ただドレスを選ぶだけではなく、自分のドレスの為にかけられた人の手や、ストーリーを想像できることはお客様の心に残る価値ですとおっしゃっていました。

ドレスの生地も裏地も本当に上質で素敵だと思った物しか使っていなくて、くるみボタンまで編んで作ることもあるようです。

とことん手をかけた特別なドレスだから、花嫁さんが袖を通した時にときめき、自分に自信を持ってもらえると確信しています。

お話を伺いながら、まさに魂を吹き込んだアイテムがここにはあるのだと感じました。

4. ドレスが出来上がるまでの実際のプロセス

続いては、ドレスが出来上がるまでのプロセスをご紹介いたします。

◇完成までの工程

大きな工程としては、デザインから型を作り、縫製し刺繍などを加えて完成させるという流れです。

これを、チームでそれぞれのプロフェッショナルが携わっています。

まずQazariのデザインを担当しているのは、代表のヤング絵梨さん。

扱っているドレスは、オーダーとレンタルということで、レンタルの場合はご自身のイメージで作られます。

オーダーの場合の制作期間は約3ヶ月ほど。

まずは生地を選ぶところから始まり、これまでの経験からもイメージのストックはたくさんありますが、そのイメージに合う生地に出会ってから製作に入るようです。

もしイメージに合う生地に出会えないときには、一から生地を作るということも。

また、目に見えるところだけではなく、裏地にもキュプラという肌に気持ちいい素材を使って、着心地にも配慮しています。

そして、デザインをする上でこだわっているのは、いかに綺麗なシルエットになるか。

一般のドレスではラインが出ないようなデザインのものもありますが、そこは本来花嫁が持っている綺麗なラインを表したいと思っています。

ただ、意識しているのは特定の人が着たいを思うドレス、デザインではなく、誰が見ても良いと思えるドレス。

あまりファッションに自信がないという方にも、ドレス選びが楽しく、いいものに触れて、自信を持ってほしいと願っています。

このように出来上がったデザインから、パタンナーさんが一度型紙を切って製作し、体に合わせて仮布を縫っていきます。

それを元に、縫製担当の方は実際の生地を使って製作に入ります。

この縫製が整ってから、ドレスのデザインに大きく影響する刺繍を施し世界でたった1着のドレスへと仕上がっていくのです。

5. 花嫁への願い

デザイナーであり、店頭では実際に花嫁さんと運命のドレスを見つけるべく接客を行なっているヤング絵梨さん。

これからも出会うたくさんの花嫁さんに伝えたい想いもお伺いしました。

◇リラックスして迎えるもの

「結婚式は、本当は緊張する感覚ではなく、リラックスできる感覚が必要」

肩肘張らずに着れるドレスが大事だと思っています。

今はSNSなどでもたくさんの情報が得られる時代です。

周りと比べたり、失敗できないという緊張感がある結婚式になっていないかと心配されています。

共働きで、ギリギリまで準備もしないといけなく、気持ちの余裕も持てない状況が多いのではと。

ヤング絵梨さんは近い距離感での接客をたいせつにし、花嫁さまの心の奥底まで深く知るからこそ、もっとリラックスして結婚式を楽しんでほしい。

そのような過ごし方に対する想いまで強く描かれていました。

◇本来のドレスがあるべき姿

ドレスとは、自分に自信が持てるアイテムで自分の魅力を最大限表現できるもの。

美しい姿になって伝える感謝や誓いの言葉は、その方からとても意思が伝わってきます。

最後に、ヤング絵梨さんは、このショップは自分の子どものような存在だと言っていました。

イメージから形になる1着のドレスや、アクセサリー。

それが完成するまでには、たくさんの職人さんの手がかかっています。

だからこそ、自信を持ってお客様にもドレスの価値、ドレスと向き合う想いを伝えられていると感じました。

デザインだけではなく、その奥にあるその方の人生や、らしさが表れるもの。

ひとりでも多くの花嫁さんが、価格やサイズに合うからではなく、自分の人生観に合うドレスに出会ってほしいと願っています。

そしてドレスショップのスタッフは結婚式の現場に立ち会うことは難しいとされていますが、スケジュールが空いていたらぜひ立ち会いたいんです。

自らが手がけたドレスが、どのように花嫁さんを輝かせているのかを、やっぱり現場で見たいですね、と伺いました。

これほどまでに花嫁さまのことを想うデザイナーさんがいることは、私たちにLAPPLEにとっても本当に心強い存在です。

6. アトリエ詳細

<こんなあなたにお勧めです>

・ヴィンテージが大好き

・オーダーメイドで特別な1着を作りたい

・派手な広がったドレスよりもラインが綺麗に見えるデザインを好む

・ゆっくりとプライベート空間を楽しみながら試着をしたい

・作り手の想いさえも味わえる特別な衣装を選びたい

etc…

又、昔に初めてお会いして色々お話をした際には、ゆくゆくはビレッジみたいな村を作りたいと言っていました。

そこに集まる方が笑顔になって、自分に自信を持ち、生き生きと日々を過ごしていけるように。

今のQazariでは、働くスタッフがまさにそのような生き方をしていると感じます。

花嫁さまに本気で向き合い、想いを通わせながら輝かせていくプロセス。

ぜひ、これからドレス選びをされる方には、そのエネルギーを感じとってみてくださいね。

◇アトリエ情報

【住所】

愛知県名古屋市東区東桜一丁目10番40号

※駐車場はございませんので、お近くのコインパーキングをご利用ください。

【営業時間】

10:00~17:00

定休日:毎週月曜日と第2、第4、第5日曜日

※ご来店は予約制になります。

ご来店の際は、事前にQazariさんHP「ご来店予約フォーム」からご予約ください。

【電話番号】

052−265−8743

◇まとめ

今回は花嫁さまにとことん寄り添い、女性を輝かせるために熱い想いを持っているヤング絵梨さんにお話を伺いました。

LAPPLEがQazariさんをお勧めしている理由は、Qazariさんが大切にしていることが、私たちのコンセプトともリンクするからです。

私たちは「情景が一生心に残る結婚式」というコンセプトを、それぞれの新郎新婦に合わせてプランニングしています。

情景とは目に見えるものだけではなく、準備期間中に感じた気持ちや感情も含みます。

例えば、自信を持って大切な人に想いを伝えられるようになること。

それには、花嫁が本来持っている美しさを引き出してくれるドレスとの出会いが必要です。

Qazariさんなら、あなたの内面からもにじみ出る美しい魅力に気づかせてくれること間違いないです。

− 結婚式という特別な日にふさわしいドレス選び −

お客様は初めての経験となるので、分からないことも多いと思います。でも分からないなりに調べて、あなたがこうなりたい!の意思を大切にしてほしい。

花嫁の気持ちを後押しできるような強さの中に秘める優しい人柄が、デザイナーであるヤング絵梨さんの魅力だと改めて感じました。

これからも美しく、楽しいウエディングを共に手がけていきましょう!

WEDDING LAPPLE

セレモニーディレクター

東 浩二

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