- 2019.06.24
- 2021.12.13
- その他
結婚式の挙式前に行える心に残る時間の使い方
挙式と披露宴を心に残るものにしたいと考える方はほとんどだと思いますが、結婚式とは実は挙式前の時間の使い方を大切にする事でもっと価値のある1日となってくるのです。
ここでは過去にご提案してきた事のある、挙式前に行えるオススメの時間の使い方をご紹介させて頂きたいと思います*
1.お支度が仕上がったブライズルームでの過ごし方
*ヴェールをつけて花嫁姿の総仕上げ
ドレスを着て、お化粧も全て仕上がったタイミングで親御さまを先にお呼びしヴェールをつけてあげる総仕上げの方法があります。
*紅刺しやリップの総仕上げ
和装の場合は「紅刺しの儀」と言って、口紅を塗ってあげるシーンを設ける事が多いです。お母さまでも良いですし、お祖母様がおみえの際はあえてお祖母様にお願いするのもとっても素敵です。
又、姉妹での時間を過ごすのもオススメです。仲が良いという理由でもいいですし、メイクのお仕事に就かれていたりお勉強をしていた方だったりすると、晴れの日の仕上げに携われる事ほど嬉しい事はないかと思います。
*チークを塗って総仕上げ
笑顔で結婚式の始まりを迎えようねという意味を込めて、頬っぺたにチークを塗ってあげる時間はとっても微笑ましい時間になって素敵です。
花嫁の総仕上げ以外では、こんな過ごし方もあります。
*新郎の総仕上げ
例えば…お母様がジャケットを羽織らせてあげたり、ポケットチーフを胸ポケットに入れて新郎さまのお支度を整えてあげるような時間の使い方。
*新郎新婦が美容師の場合
例えば新郎さまが美容師の場合は、新婦さまのヘアセットを手掛けてあげたり。逆の場合は、新婦さまが新郎さまのヘアセットを仕上げてあげたりすると、物をプレゼントする以上の価値となる親孝行になるのではないでしょうか。
又、美容師となる新郎新婦が親御さまをブライズルームに呼んで、ヘアセットを仕上げてあげるシーンも素敵でした。お化粧関係のお仕事の新婦さまは、両家のお母様にチークを塗ってあげる時間をとられた方もいらっしゃいましたよ◎
2.ファーストミートのパターン
ガーデンやチャペルなどが一般的ですが、どんな場所でふたりのはじまりを迎えるかは写真にも残るのでとっても大切にしたいポイントです。
そして場所はもちろんのこと、どんな方法でご対面するのかも大切な瞬間だからこそ考えたいポイントです。
パターンとしては、ふたりきりの場所で行う場合は下記のような方法が挙げられます。
*新郎さまが後ろを向いた状態で、新婦さまが後ろに着いたら肩をポンポンと叩いて振り向いて頂きお披露目をする。
*新郎さまの近くまで新婦さまが歩かれたら、お名前を呼んで振り向いてもらう。
そしてご対面をされた後に、お手紙を読まれたりする方もいらっしゃいます◎
ちなみに、ふたりきりでファーストミートをするのは反応するのに照れくさいから、逆にスタッフの皆さんも僕と一緒に花嫁を迎えてくださいと、お茶目な新郎さまから依頼されたケースもありました◎
3.挙式リハーサルについて
リハーサルを行うタイミングは、当日行うケースと事前に行うケースがあるかと思いますが、バージンロードをお父さまと歩くのは本番にとっておきたいと考える新婦さまも増えてきました。
でもお父さまはエスコートする側だから、ぶつけ本番は不安だから練習したいとおっしゃる方がほとんどです。そんなお父さまとの練習は、お母さまやお姉さまなどご家族の力を借りて練習してみましょう。
練習とはいえ、そのさり気ない時間さえもかけがえのない心に残る時間になるはずですよ◎
4.受付中の過ごし方
受付中のお時間に新郎新婦はリハーサルを行ったり、写真を撮ったりする方もいらっしゃいますが、もしも5分でも時間を確保できそうでしたら、一足先に家族だけでもお集まりいただきおふたりとの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
実は新婦さまは、挙式後はヴェールを外してヘアチェンジを行う事になります。だからこそウェディングドレスとして正統派な姿でお写真を残される時間が、実は挙式後の場合タイトだから残せず時が過ぎてしまったと心残りに思われる方がとても多いのです。
家族写真を撮るだけでなく、ファミリーミートをあえて行ってもまた感動的ですよね。
お披露目した流れで、「この日を迎えられたのは家族のおかげです」と一言ご挨拶をされるのも挙式に向けての感情が高まって温かい始まりになるので素敵ですよ。
他にも、新郎新婦はあえて受付会場にてゲストを自らお迎えされる方もいらっしゃいます。はじめからアットホームな雰囲気を創りたい方にはオススメのスタイルです◎
5.挙式直前の過ごし方
ゲストを挙式会場にご案内している際に、更に挙式への気持ちを高める為に時間を有効に使われたパターンがこちら。
*新婦さまのヴェールダウンの儀式
いってらっしゃいの想いを込めて、お母さまからヴェールをそっと下ろして入場に向けてのお支度を整えて頂く優しさが流れる時間です。
*新郎さまからお母さまに向けたお手紙
新婦さまはご家族と歩かれるので感謝を伝える表現方法の一つとなりますが、新郎さまはなかなかそういった機会は意図的に入れないとないですよね。
女性が主役と言いがちの結婚式ですが、親御さまから見たら息子の結婚式は息子が主役となって見守ってみえるものなのですだからこそ、短くても良いので「今までありがとう。今日は大切な方との誓いを見守っていてください。」のお手紙でも贈られてみてはいかがでしょうか。
挙式前の時間の使い方を一工夫をするだけで、結婚式を挙げる価値や思い出深さがグンと上がってきます。
でもわざわざ入れていかないと、当日はお支度が仕上がったら会場のフォーマットに沿って時間を過ごしていくとあっという間に挙式本番を迎える事になってしまいます。
だからこそ担当のウェディングプランナーさんに、挙式前の時間も大切にする方法を相談してみてはいかがでしょうか?!その会場だからこそ叶えられる方法をきっとご提案頂けるはずです。
せっかくの1日だからこそ、ゲストからは見えない裏の時間も大切に過ごしてみてくださいね。